たぺログ

Emily likes tennisという日本のバンドのドラマーが描く人間賛歌的なブログ

プレミアムフライデーに「セッション」を観て、怖かった先生のことを思い出して、母と電話した話

プロローグ

雨の中、会社からの帰り道、雨合羽を着せられた柴犬が、松乃家の前から一歩も動かないでいるのを見た。飼い主のおばさんは困った感じで何度も紐を引っ張っていた。

俺も松乃家が好きだ。その気持ちは痛いほど分かった。

でもな、もうそこの松乃家は大根漬物食べ放題辞めたんだよ。そんな松乃家、松乃家じゃないのにな。でも本当なんだ。いくら待っても大根は戻ってこないんだよ。

こんなこと言ったって犬には分からないよな…。

 

 

※このブログには映画「セッション」のあらすじに関しての言及があります。ネタバレとかそういうので台無しになる類の映画ではないと個人的には認識していますし、出来る限りこれから観る方の楽しみを損なわない書き方になるように注意していますが、恐れ入りますが責任は取れませんので、ご注意下さい。

 目次

 

プレミアムフライデー

「きっとプレミアムフライデーなんて、誰も満喫してない」って思ってた。

 

俺はこの4月で就職して3年目を迎えた。

入社した当初は自分がちゃんと健常にやっていけるとは思えなかった。

毎朝ちゃんと起きて、ちゃんと定時まで働いて、残業して、それを毎週5日間、長期休みなんて1週間程度しかもらえない生活。いやいやそれは無理だろうって思ってた。でもどんなことでも時間が経てば順応してしまえるものだ。今は土日でも朝になれば自動で目が覚めてしまう、哀しい企業戦士になってしまった。

もちろん最初、慣れるまではつらかった(慣れてからもつらい)。だから同期とよく金曜に飲みに行った。少ない給料で酒を飲んで、当たり障りのない話をして、会社員ごっこを楽しんでいた。

でもすぐにそんな金曜日も新鮮味を失い、会話のネタもなくなり、そもそも帰って寝てえし、自然と誰も声を掛けなくなった。同期たちは帰って寝たり、クラブでナンパしたり、スロットしてタクシーで帰ったりするようになった。俺は毎週、家で下手くそなスター・ウォーズFPSをやるかAmazonビデオで映画を観るようになった。空中浮遊するバイクでダース・ベイダーを轢くと一撃で殺せるので楽しかった。

 

プレミアムフライデーなんて制度を聞いた時も、どうせ半数くらいは寂しく家でテレビ観てるんじゃねーのと思って、だから前回のブログのアップも、あえて金曜にぶつけてみた。皆の寂しさを少しでも紛らわせたら、と願ってのことだった。

そしたら、ツイートに対する反応の通知が全然来なかった(土曜になってから増えた)。

 

俺は悔しかった。逆恨みだってわかってる。

だけど裏切られた気分だった。

皆プレミアムしてるんだ。Twitterを見てる暇なんてない。

職場の仲間と、友達と、恋人と、家族と。

3時に退社して。心の底からの笑顔で。分かち合って。

ああ、この気持ちがプレミアムなんだねって。

 

今夜プレミアムじゃないのは、俺だけだ。

 

だから泣きながらチャリで近所のダイエーに行った。きゃりーぱみゅぱみゅがエンドレスで「イオンにはイースターを楽しむヒントがいっぱい!」と狂ったように叫ぶ中、俺も「これがプレミアムなフライやでー!」と泣きながら半額200円のチキンカツ弁当(全然プレミアムじゃない)と、半額100円のマグロの刺身(プレミアムじゃない)と、半額400円の和牛(プレミアム)を買った。帰って、泣きながらAmazonビデオにアクセスした。肉を焼いた。そして勢いでレンタル代400円も払って映画「セッション」を観た。

 

セッション

気になってたのになんで観てなかったかというと映画館行くのを面倒臭がってたら終わってただけだ。Twitter見てるとバンドマンの人とか菊地成孔(この人の評論読みづらすぎてヤバかった。町山智浩がまとめてくれてよかった)とかがなんか色々書いてる話題作らしいんだなあという感じが伝わってきてたのに、見逃した。知らない人のために説明しておくと、「暗いドラム青年がスパルタなハゲ先生にめっちゃ怒られて可哀想」っていうストーリーのジャズの映画だ。「のだめカンタービレmeetsフルメタル・ジャケット」みたいな感じだ。今話題のララランドと同じ監督です。

このハゲ先生の恫喝が非常に恐ろしく、またあんまりハッピーな話ではないので「音楽ってそういうもんじゃねえだろ!ラブアンドピース!」的な批判も多いようだ。だが俺は、事前に予想していたことだったが、このスパルタ表現に非常に納得し、リアルを感じていた。

それはひとえに、この少年にとってのハゲ先生のように、俺にとってのデブ先生が居た為である。

 

デブ先生とわたし

デブ先生は俺が高校2年の時に転勤してきた。

デブ先生は若くふくよかな先生で、「すしざんまいの社長eatsホリエモン」て感じの見た目だった(食べる前からほぼ相似だけど)。授業はユニークで人柄にも親しみがあり、すぐに生徒たちの人気を獲得した。あの先生面白いねーって皆言ってた。

そして彼は、吹奏楽部の顧問になった。

 

俺の高校の吹奏楽部は、昔は優秀な成績を納めていた時期もあったが、今ではかなり落ちぶれていて、生徒たちにも諦めムードが漂っていた。楽しくやりゃいーじゃん。

そこへ新たに若い顧問。なんでも前の学校ではかなり強い吹奏楽部を受け持っていたらしい。「俺は1年でお前らを県大会まで連れて行くぞ!」なんだかドラマみたいな展開だ。皆が期待をしていた。

だがデブ先生はすぐに本性を現し始めた。

そもそも俺はクラシックなんて別に興味なかった。吹奏楽部に入ったのは、無料でドラムが叩けると気付いたからだ。軽音部がないから仕方なく入った。後輩は中学からの打楽器経験者ばかりで、みんな俺より上手かった。だからデブ先生が叱るのはいつも俺だった。仕方がなかった。

「セッション」のワンシーンで、顔面を何度も叩かれながらテンポが合っているか聞かれるシーンがある。俺は腕を憎しみを込めて強く掴まれ、何度も何度も太鼓を叩かされながらこのテンポでやれと怒鳴られた。「下手くそが!死ね!」と叫ばれたこともある。教師にやで。吹奏楽部は女の子ばかりなので皆の前で怒られるのは余計に惨めだ。「セッション」は音大が舞台で、皆プロを目指して文字通り死ぬ気で音楽をやる話だが、俺のはただの放課後の余暇でやっている部活だ。へっぽこ高校教師にそこまで言われてまでやりたくはなかった。その指導からは熱意というより、怒りしか伝わってこなかった(実際、県大会にはその数年後も行けず仕舞いで、大した能力もなかったようだ)。既にその頃、僕は本とDVDを見て独学で下手くそながらドラムを叩けるようになっていた。女の子はどうせ、運動部の奴らと付き合っている。キモオタの先輩は「ハァ?」しか言わなかった。俺がここに居続けるメリットは1ミリも無いように思えた。

それでも辞める時は言い出しづらかった。運動部の友達は全員「一度やり始めたことをつらいからって投げ出すなんてダメだよ」との意見だった。母に聞いたら「そんなつらいなら辞めたらええやん。無理してやっても意味ないで」とすごい軽い感じだった。なので安心して辞めることにした。

デブ先生は職員室では温和に話を聞いて「考え直せないか」と言ってきたが、部室に行くと顔を真っ赤にして俺の胸ぐらを掴み罵倒を繰り返した。結局は職員会議に行った隙をついて逃げた。「そんな下手クソやったらバンドなんか絶対できるようにならん」と言われ、少し心配になった。が、毎日放課後に自転車で友達と爆走して池の黒鳥のモノマネをしていたらそのうちどうでもよくなった。

 

よく食べ、よく辞めよう

俺の経験と「セッション」の話は、上でも書いたけどだいぶ重要なところが違うと思う。だから比較するべき話ではないし、この映画の良かったところはストーリーの正しさ云々とかじゃなく、演出の巧みさだと思う(ホラー映画みたいなもの)。意外なことに俺は結構好きな映画だった。ドラムそのものも格好いいし。だけど音楽の先生って、(ジャズはどうか知らんけど)なんかイカれてるやつが多いと思う。

観終わった後、最近セッションを観た母に電話したら母も面白かったと言っていた。(誰にも読んでもらえないしょうもないツイートを100個するよりも、親と1分間電話をした方が有益だと最近気付いた)俺の部活のことは言いそびれた。

 

最近、同期の様子がおかしい。まだ2年だけど、もう2年だ。労働していると、何か感じるところもあるのだろう。こちらが全く話しかけていないのに、一緒に昼飯を食う時や帰る時などに横でずっと

「あ〜」

「そっか〜」

「まあな〜」

「ま、しょうがねえかぁ〜」

と30秒に一回くらい、自動で言葉を発するようになった(俺は完全に無視している)。これではファービーと一緒にいるのと変わらない。むしろ「とってもタノシ〜」とかもっとポジティブなことを言う分、ファービーの方がマシだ。

俺も部活を辞める時は深刻に悩んで、躊躇ってしまった。でも「辞める」という選択肢はどんな時でも常に心に準備しておく必要があると思う。人生は映画とは違う。視野が狭まると心が腐っているのに気付かず、最終的には同期のように心が死んでも気づかないまま働き続けることになる。バックホーン曰く、これを「逆ゾンビ」と言います。何が一番大事か、それを忘れてはいけない。優先順位を決めておくこと。ワーク・ライフ・バランス。クオリティ・オブ・ライフ。俺はいつでも、宝くじが当たったら会社を辞める心の準備が出来ている。

だが宝くじを買ったことは一度もない。

 

 

 

今後のライブ予定

先生に絶対できないって言われたけどバンドやってるんやで

 

↓レコーディング頑張っております。

6/3(土) 秋葉原CLUB GOODMAN

「Emily likes tennis presents オートマチックアフィリエイトセミナーvol.2」

かなり豪華なメンツが揃っているかと思われます。

 

↓大阪でもやります。僕は実は兵庫出身です。

5/13(土) 難波BEARS

gurumeレコ発イベント[美食家の反撃]

  • gurume
  • いったんぶ
  • 犬猫やつあし

 関西弁は捨てました。

 

 ↓昼のイベントです。健康的で良い。

5/6(土) JAMA FES -day4-最終日 

JAMフェスへのアンチテーゼなんだぜ

 

 

↓誕生日会的なものだけど誰でも来て良いんだ。

5/20(土)新宿Motion

「キクイマホ生誕祭」

  • otori 
  • and more...
  • food:カフェチーコ

 

 

 

てるみくらぶのツアーで海外に行ったらスリに遭って捕まえたけど財布が返ってこなかったことを思い出して、NOVAのことも思い出した話

最初に大事なことを断っておきたいが、これはてるみくらぶの事件とは(タイトルをちゃんと読んだ方には分かりきったことだろうが)全く関係の無い話である。自分が当時申し込んだツアーはしっかりと楽しむことが出来たし、むしろ俺はてるみくらぶのツアーから逸脱してあちこち行った時にスリに遭っている。それだけは理解しておいて欲しい。ただの乗っかりブログである。過去の話を切り売りし始めたのはネタ切れの証だろうか。このブログもそろそろ厳しくなってきたな…そんな気配がする。

ただ、自分が旅行に行った時すでにてるみくらぶ粉飾決算をしていたということだそうで、他人事ではないなあと思う。

 

 

金がない(恒常的に)

今回の事件に関して、「安いものには裏がある」などと物知り顔でコメントする人達は間違っていると俺は思う。まあ匿名掲示板でしか見てないけど、そんな人達は格安SIMを使ってはいけないし、スーパーの半額弁当も、トップバリュも、ハーゲンダッツ以外のアイスも食べてはいけないのだ。もしスーパーカップを食べて食中毒を起こしても文句を言ってはいけない、そんな世界にしたいのだろうか。俺は100円ローソンで買った冷凍イチゴを半解凍させてスーパーカップバニラと混ぜて「貧者のストロベリーアイス」を作って食うのが週末の唯一の楽しみなのだ。それを安心して食うことすら許されないのだろうか。

俺は大学時代に友達に上野の1000円食べ放題の回転寿司屋に誘われて、泥のようなマグロを食べたことがあるが、店に文句は言わなかった。店員が外国人で言葉が通じなかったためだけではない。安全、という最低限のルールを守っていたからだ。生ゴミ以下のマグロだが、たぶん腐っていないし、ちゃんと看板通りのモノを出している。だが、今回の事件は金を盗んだだけだ。だからアウトだ。*1

俺は貧乏ではない。しかし金持ちでもない。関東に出て来て、自立することを目標に生きてきたので学生時代はあまり贅沢はしなかった。

学生時代、俺がどんな家に住んでいたのかは以前俺が書いたNAVERまとめが参考になる。あまりに壮絶なため閲覧注意だし、お食事中は避けたほうが無難である。しかし、俺史上最も人気を博した記事?でもある。

matome.naver.jp

そんな俺でも格安の旅行サイトのお陰で大学のうちに2回もヨーロッパに行くことが出来た。なんせ一日あたり1万円で航空券・ホテル代込みで行けちゃうのだ。だからと言って最低限の安心まで失われてはいけないと思います。

もちろん家計的には楽ではなかった。卒業祝いとして親に援助をしてもらったこともある。1回目がフランス、2回目がてるみくらぶで行ったイタリア。どちらもザ・ヨーロッパなメジャーどころである。

そしてどちらでもスリに遭った。

 

金がない(財布ごと無い的な意味で)

正直これらの話は未だに良い思い出ではないので簡潔に述べようと思う。金を盗られた話なんて長々しても面白くないし、箇条書きという非常に便利な手法を活用する。

  • フランスの場合
  1. フランスに行く。
  2. フランスに着く。
  3. 何日か遊ぶ。
  4. 地下鉄から降りたらポケットに入れていた財布がない(バカ)
  5. クレジットカードを止めてもらう
  6. 駅員に話すがガン無視される
  7. 終わり(NOマネーでフィニッシュ)
  • イタリアの場合
  1. イタリアに行く。
  2. イタリアに着く。
  3. 何日か遊ぶ。
  4. ツアーとは別のホテルを予約し、田舎の方に行く。人が少ないので油断してポケットに財布を入れる(バカ)
  5. 電車に乗る時に荷物を持つのを陽気な女に手伝われる
  6. NONOと言ってるのにやたら無理矢理手伝ってくる
  7. なんかおかしいなと思ったら財布がない
  8. フランスのトラウマが発症し、ドーパミンが溢れ出す
  9. 暴走特急モノの映画並みのアクションで電車内を駆け抜ける
  10. 電車内で隠れていた女を見つけて捕まえる
  11. 仲間が財布を持って電車の窓から逃げていたので泣き寝入り
  12. 捕まえた女を警察に連れて行く。女は嘘泣きをする。警察はニヤニヤしている。
  13. クレカ止める
  14. 終わり(NOマネーでフィニッシュ)

 

財布をポケットに入れるなよ、はい終了。である。

旅行会社には何の責任もないことがお分かりだろう。悪いのは全部欧米です。小さい頃から親にはポケットに財布を入れるなといつも言われ無視してきたがその結果がこれである。

どちらも大金は入れていなかったが、クレカが無くなると金が引き出せず大変困った。ちなみにイタリアの方は半年後くらいに警察から手紙が来て犯人の名前がステファニーであることと、裁判的なことをやるよって知らされたが、金が返ってこなければそんな女の人生なんてクソどうでもいい。俺が言いたいことはつまりこういうことである。

 

ヨーロッパは歌舞伎町より圧倒的に治安が悪い

日本に居て俺はスリに遭ったことが一度もない。もちろん、スリがいないわけではないが、しかし、落とした財布だって返ってくることもある国だ。俺はコンビニがあって治安が最高のこの国を何より愛する。そもそもヨーロッパはその辺歩いているだけでなんかヤバそうな人がたくさんいる。疑うならインターネットでちょっと調べていただきたい。ヨーロッパの国名と「スリ」で調べればまるで地獄のようである。

フランスとかカッコいいイメージがあるけど、奴らの一番得意なことはカッコつけることであり、実際に行ってみたらボロまみれなんである。セルフブランディングってやつだ。

だから俺はこれからもこの平和な国で財布をポケットに入れて暮らしていきたい。もう海外旅行なんてこりごりである。日本は一日1万円もなくても毎日牛角行き放題のユートピアである。110円あればコンビニでおにぎりも買える桃源郷だ(昔は105円で買えたのになあ)。財布なんて無くてもsuicaで自販機も牛丼も食えるシャングリ・ラである。(海外の自販機もたまにしかない上にクソ高いので嫌になる)

 

ただしイタリアのパスタは超うまい

ローマで食ったカルボナーラアマトリチャーナは死ぬまでにもう一回食べたいと思う。ベーコンから信じられないようなすごい香りがした。

 

ちなみにNOVAの話

だんだん脈絡を無理に捏造出来なくなってきた。NOVAは単純に「返金されず」で思い出しただけなんですが、ついでにお話させて下さい。

 昔、父に無理矢理NOVAに入れさされて、通ってる途中で倒産した。その結果、金が返ってこなかった。以上です。まあ無理矢理っつっても小中高だってじゃあ行きたかったかというとそんなわけないんだけど。

NOVAに行っていた頃のことはほとんど覚えていない。そもそも英会話に興味なかったし、最初の挨拶で外人に

「君の名前の意味は?」と聞かれて

「親からもらった字だから、漢字そのもの以外の意味はない」と答えたら

「そんなはずはない、日本人の名前には全部意味があるはずだ、説明しろ」と言われ

「(うるせえクソババアさっさと授業しやがれ)」と思ったので

基本的に面倒なイメージが付いてしまった。

また、他のレッスン生も「私の趣味ですか…強いて言うなら人間観察ですね…ククク」しか言わない30過ぎのオッサンとか変人ばかりだったので(そいつは特に変で他の生徒の女とかに気味悪がられてた)、めっちゃマッチョの白人教師が親指立てながら「ボクの好きな食べ物はレディーボーデンのクソでかいバケツみたいなのに溶けたチョコレートをドッサリかけたあっという間に病気になりそうなやつさ!」と話していると、会話が噛み合わなさ過ぎて同席するのが辛かった。

というわけで未だに再建したNOVAうさぎを見ると「先に金返せ!」とイラつく。

 


【お茶の間留学】NOVAうさぎ CM全集【破産】

 

今後のライブ予定

↓ぴあ特典のCD用にカバーする曲を練習しているのですが繰り返しの回数が全然覚えられなくてヤバイです。自主企画だ。タイトルは俺が前回考えた(その辺の看板に書いてあった)。

 

6/3(土) 秋葉原CLUB GOODMAN

「Emily likes tennis presents オートマチックアフィリエイトセミナーvol.2」

and more!!! 

 

↓大阪でやるんで日曜に帰省する予定です。

 

5/13(土) 難波BEARS

gurumeレコ発イベント[美食家の反撃]

  • gurume
  • いったんぶ
  • 犬猫やつあし

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 ↓昼のイベントです。健康的で良い。

5/6(土) JAMA FES -day4-最終日 

エレファントノイズカシマシ

kumagusu

殺生に絶望

THIS IS JAPAN

喃語(札幌)

henrytennis

BOSSSTON CRUIZING MANIA

potekomuzin

 

 

 

 

*1:でも、1年前に居酒屋でマグロを食ったら会社の同期全員でノロにかかったことがあったので外食の冬の刺身もあまり信用できないし訴えづらい…ノロは牡蠣のウイルスなのでたぶん包丁を使い回していたか、別の腸炎ウイルスかのどちらかだ。僕はウイルス性腸炎に3回もかかっているのでもうプロフェッショナルだからいつかそれもブログにしようと思うが、あまり期待させないうちに端的に言うなら「対処法は無いからお湯飲んで寝てろ」である

ドラムを叩いた後に電流で筋肉を破壊された話

 

※この記事には、接骨院に対する素人の偏見や、一部の接骨院に対する個人的な感想が含まれている可能性があります。しかし、その発言の責任は筆者に属するものであり、所属する団体の意思を代表するものではありません。また、前回の反省を活かして接骨院名は明示致しません。

 

ファントム・メナス

先日、東京で活躍するバンド、Emily likes tennisは新宿Motionでライブをやった。イケてる対バンの後に新曲を二つもやり*1、総意としては「ウケたので良かった」という感じであった。ドラムメンバーである私もミスはあったものの、及第点であり、「ウケたので良かった」と結論付けた。ハモるところはまだまだ要練習であった。

しかし、実際には全然良くなかった。問題はライブそのものではなく、その事前後にあったことに私は気が付かなかったのだ。

私がスマホで「カニ漁船漁師 年収」で調べながら帰路についている間にも、その問題は確実に私の身体を蝕んでいた。(ベーリング海のカニ漁船漁師の月収は数千万円だった。)

 

謎の奇病

次の日、会社で「適当に買ったFXで突然50万円儲けてしまった場合のシミュレーション」を脳内でしながらエクセルを眺めていると、急に首~背中にかけてが痛くなってきた。「あ、やべぇ」と思った時にはめちゃくちゃ痛くなった。これは死ぬやつだ!

何度かトイレに行って肩をグルグル回したりした。動かしても痛いんだけど、動かさないと更に筋肉がカチコチになって動かなくなるのだ。最終的には寝違えたみたいに左しか向けなくなってきた。ビートたけしみたいな感じだ。定時になったから行きつけの接骨院に行った。死ぬ!

接骨院の待合室ではEDMと西野カナQueenの「We Are The Champions」が流れていて、俺はひたすら痛みに耐えた。We keep fighting to the endだ。診てもらったら、ずっと顔面に笑顔が張り付いたお兄さんに「肩が超腫れてますよ!」とすごい笑顔で言われた。電気をモリモリ流されて、(いつもの2倍くらい)「明日から2週間で8日は来てくださいね!」と言われた。バイトかよ。久しぶりに来たので初診料も取られた。

だが、俺はコイツを信用していた。俺はここに通って腰痛を9割がた治してもらったのである。高い金を払ってバキバキ骨を鳴らしてもらったお陰で最近は腰痛がほとんど無いのだ。明日からもバキバキやってくれるらしい。どんどんバキバキやってくれ。

 

悲しい真実

次の日の朝5時に目が覚めた。痛い。そして俺は全然上半身が動かないことに気がついた。超痛い。

寝違えた時を思い出してほしい。それを5倍したらその時の俺の感覚になる。寝返りっていうか、もう首が動かない。

死ぬのかなって思った。救急車、呼ぶか?いや、動けないから呼べねえじゃん。

 

俺は病気になるとよく死について考える。ノロウイルスにかかった時は「いっそ殺せ!」と絶叫する。バンプオブチキンも歌ってる。

 

 熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事
鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事

君の存在だって 何度も確かめはするけど
本当の大事さは 居なくなってから知るんだ

 - supernova / BUMP OF CHICKEN

 

俺、居なくなっちまうのかな。

そしたらみんな、悲しんでくれるかな?

だが、冷静になってみるとどうやら首の筋肉が使えないだけのようで、左手を使ってマネキンみたいな首を少しずつ回し、ベッドから下半身だけ下ろして回転し器用に立ち上がることが出来た。そんで会社に休む連絡を入れて、なんとか整形外科に行った。すげえ時間かかってキツかった。首の筋肉って結構常に使ってるんだなあと思った。あと布団で寝てたら死んでたなあと思った。

スマホで調べて接骨院を開くには国家資格が必要である、と書かれていたので信用していた*2。だが整形外科のおっさんは反接骨院論者だったらしく、

「えっ、接骨院行ったの?あーあ…あ〜あ…これ長引くよ。もう遅いけど…もう行っちゃダメだから!」

と結構マジで怒られた。ジェネリック嫌いとか言ってたので割と過激派原理主義おじいちゃんなのかもしれない。

しかし炎症に対してマッサージがアウトなのはネットにもしっかり書いてあった。俺はショックだった。あのQueenが好きな笑顔のお兄さんが悪いやつだったなんて信じたくない。

信じた瞬間裏切った

 - ラフ・メイカー / BUMP OF CHICKEN

その日は家で安静にして、タイムマシーン3号の動画を見ていたら寝ていた。

 

ゴッドハンド輝

処方された薬を飲んでみると痛みは驚くほど引いた。「医学最高」と再認識した。後で処方された薬をググると、劇薬指定されていたが、医学信者と化した俺にしたらむしろ「めちゃ強い薬最高!弱より強!強さこそすべて!」って感じだった。しかし、痛みと血流は別問題で、首のコリが激しくなると頭が痛くなってきた。そんな時、ゴッドハンド輝の「寝違えの直し方」をネットで見つけた。ここには載せません。なぜならアフィリエイトで他人が儲けるのが癪だからです。ググったらすぐ出てくると思います。

 

早速試してみたら、めっちゃ首がグルングルン動くようになり、僕は「ゴッドハンド輝ヤバイ!」と再認識した。そしてインターネットに感謝した。インターネットには最新の理学療法についても書いてあり、ひたすら「へ~」と思った。 

healthpress.jp

これは腰痛に関してだけどかなり納得した。

接骨院のカードは破り捨てた。

 

分析

  • 炎症に対してマッサージ・電気治療をしたせいで悪化した。
  • 前に腰痛が治ったのも、よく考えたら自分で筋トレするようになって姿勢が良くなったから治っただけだった。
  • Queenは家でも聴ける。
  • ドラム叩いて肩をぶっ壊したのはバトル漫画で必殺技を出した時みたいでカッコイイなと思った。

 

今後に向けて

以下の知見を得た。

 

企画するよ

健康第一で頑張ります。今は首は8割ほど治ってきた。

 

企画の予定があります。体調は120%万全にして臨みます。

ぴあで予約すると対バンのカバーを収録したCDがもらえます。曲はこれから練習します。

 

 6/3(Sat) 秋葉原CLUB GOODMAN

「Emily likes tennis presents オートマチックアフィリエイトセミナーvol.2」 

出演:股下89、パイプカットマミヰズ 

 

また、大阪でのライブもあります。光栄ながら呼んで頂いております。

5/13(土) 難波BEARS

gurumeレコ発イベント[美食家の反撃]

gurume

いったんぶ

犬猫やつあし

 

 

*1:なんとどちらの曲名も僕の意見が採用された。実は僕はこれまでも意外とバンドの方向性に貢献しているのである。

*2:ちなみに接骨院整骨院、整体院、整形外科がそれぞれ違ったり一緒だったりします。

食べログに注意されて反省し、 たぺログ を作った話

食べログ失敗事件

顛末

1年前

  • 食べログが好きで、食べログを書いてみたくて書いたのだが、書いている途中で脱線しまくった。
  • 自分の中では今までにないくらいRTされた。ウケたと思った。
  • 調子こいてたくさん書いた。飽きた。

昨日

  • 前に食べログ書いてから何も書いてなかった → 前書いたのは企画ライブの時だし、今度の企画も決まったので書こう。
  • 眠かった。
  • 勢いで書いて寝た。
  • 朝起きたら食べログから注意と、非公開にしましたというメールが来た。
  • めっちゃ後悔した。

原因と対策

原因

  • 眠かったので正しい判断ができなかった


  • 久しぶりだったので調子がつかめなかった
  • 食べログなので店名が出ているのだが、その事実を忘れて結構書いたらダメなことを書いた
  • 普通によく炎上とかしてるバカ中学生と変わらないインターネットリテラシーだった
  • 全面的に俺が最悪だった

対策

  • すごく気をつける
  • 出来るだけこのブログに書く
  • 汚い言葉を使わない
  • お店の名前とか出さない
  • ライブの宣伝も一応食べログではしない

所感

食べログ運営すごく優しいと思った。実際、今内容見直してみると普通に有名人だったらそこそこ怒られそうな感じだったので、僕は反省するとともに「あ〜、バンド、全く売れてなくてよかった」と思った。このお店のことは普通に気に入っていたし、これで優しかった店員とかに迷惑がかかったら最悪だったし、店員がバイトできなくなってたら超最悪だった。利用規約の無視っぷりで言うと普通にアカウント凍結とかされても文句言えないし、俺が運営ならこんなキモいやつすぐに削除するのにな、と思った。結局店名を出してたこと、食べログ利用規約に反することを食べログに書いていたのが問題なので、店名を出さずにこのブログに書けばOKということだと認識した。
なので以下、全部(店名以外)、言っちゃうね ということだ。

間違って買わないように注意。

問題となった内容

胡麻辛味担々麺と唐揚げを割引クーポンで食べた話

胡麻辛味担々麺 850円 唐揚げ3個 290円 (ラーメン200円割引券,唐揚げ無料券,500円割引券使用 のため支払額 150円)

ちゃんとうまい

とても昔、「アニマトリックス」という映画を見た。マトリックスが流行っていた頃に作られたアニメのやつで、まあ面白かった記憶は一切ないんだけどその話の設定が印象に残っている。そもそもマトリックスというのは(ネタバレしても誰も怒らないと思うんだけど)、要はこの世界が実は仮想現実だったんだよって話だ。もっと簡単に言うと皆生まれつきプレイステーションVRを付けて生まれてくるんだ。で、その印象深い設定というのは当然この世界はプログラミングされている以上、隠れたバグが有るんだというところだ。ある条件を満たせば物理法則を無視した現象が起こる。
そんなの勿論フィクションの話だよ、そう思うだろ?まあ高校くらいまでは話しかけられても俺がバグってまともに返事できないことはあったけど。もしかしたらこのエレベーターのボタンを100回連打したら筋肉が3倍になるかもしれない。なんか変な指の組み方をしてなんか言ったら電流が出るかもしれない。ジャンプ読者だった俺は色々試してもみたが、それでもこの世に俺を幸せにしてくれるバグは見つけられず、俺はそんなものを探すのはやめた。気付いたらジャンプでも敵を倒すのに核爆弾とか使い始めた。
でもある日、俺は見つけた。誰にも気づかれなかったこの世界のバグの一つ。そう、それがこの店だ。

それはふとしたことから始まったんだ。ある日、いつも通りのクソ労働から帰りそれまでは下らないピザとマンション勧誘のチラシしか入っていなかった郵便受け(そもそもなんで5000万円のマンション買おうって奴が1000円のQUOカードを貰うために見学に来ると思うんだろうか?バカじゃないのか)をガサガサ漁ると、この店のチラシが入っていた。割引クーポンがついている。たぶん店の近所でしか配ってないんだろう。地域密着型なんだ。
俺は唐揚げが好きだ。そもそも人類はみんな有史以来、唐揚げが好きだ。でも俺は竜田揚げとかフライドチキンとかでも良いなんてほざく信念のない奴らとは違い、唐揚げが断然好きだ。その唐揚げが3個無料で食えるという。天啓だ。ラーメンの割引券もついているから、500円払えば唐揚げとラーメンのセットが食える。神の食事だ。俺は唐揚げは大好きだが、できるだけ金は払いたくないんだ。
実際行く前はクソみたいなチェーン店だと思っていた。昔、ここでバイトしてたサークルの同級生が店長に何も教えてもらえず店に立たされて、客に担々麺を頼まれたので赤い液体を混ぜれば出来るだろうと思って適当に混ぜて出したら一口食った客に「店長を呼べ!」と叫ばれたという哀しい話があった。彼はレトルトカレーをレトルトパウチのまま電子レンジに入れるほど料理経験が皆無だったのだ。面接してねえのか。
でも食ってみたら普通に満足の行くレベルだった。ニンニクチップは入れ放題だし、揚げたての唐揚げにはキャベツとマヨネーズの付け合せまであった。最高だ。俺は唐揚げとえいひれには絶対マヨネーズがあると最高なんだマジで(興奮して語彙が減っている)。最終的にはマヨネーズだけ箸につけて食っていた。たまにニンニクチップをマヨネーズに付けて食べたりもした。俺は小学校まで肥満児だったんだ。
俺は非常に満足したので帰りにカウンターにあったQRコードを読み、なんとなしにアンケートを出した。「唐揚げクソ最高っした、でも担々麺には花椒か山椒が入ってるとイイっすね」みたいなことを書いたと思う。
そしたら忘れた頃に500円券が届いた。毎月5名にしか当たらないやつだ。たぶん誰も出さないんだろうな。客層的にはなんか家族連れとかで遅くまで出かけた夜に「ママご飯作るのめんどくさーい」「じゃあ外食するかーガハハハ」みたいな家族が車で来るようなそういう店だから、こういうところでコソコソアンケート書くやつような乞食は俺の他にはほとんどいないのだ。
でも、ラーメンと唐揚げの割引券も毎月届くんだよ。さすがに両方同時には使えねえだろ…そう思って貧乏根性丸出しで聞いてみたら店員が偉い人に相談した。俺はなんか恥ずかしい気持ちを耐えて券売機の前で立ってた。そしたら両方OKだった。俺はその日、ラーメンと唐揚げを150円で食って帰った。そんで感謝の意を込めてまたアンケートに答えた。
そしたら前に行ってから一ヶ月しないうちに500円券が届いた。は?

いやこれバグってるやろ!って思いました。


ていう話なんですけど、俺が言いたかったのはこのバグってるとしか思えないアンケートプレゼントアルゴリズムが俺に幸せをくれたっていうことなんですよ。俺は最近会社を辞めてFXで食っている将来を妄想することで毎日仕事を乗り切っているのですが、FXのチャートは殆ど見ていないし取引もしていません。ただ3億手に入ったらどうしようかな、会社辞めてAmazonビデオ見よ、と考えています。そんな、なんもない毎日に希望をくれたのがこのバグなんですよ。
俺達は一人じゃ口からプロトンビームは出して街を破壊できないし、生協のクソ態度の悪いババアを殴ることすら出来ない(今日マジでムカついた)。
でも、皆となら出来る。音楽というフィールドでなら。
予期せぬ出来事、予測できない展開、様式美を良くも悪くも打ち崩すバグ(欠陥)。
それがもしかしたら僕たちの音楽のテーマの一つなのかもしれない。
そして俺は週に一回は唐揚げを食いたいと思いました。



Emily likes tennisプレゼンツ「オートマチックアフィリエイトセミナーvol.2」
6/3(土)秋葉原クラブグッドマン
出演
○股下89
○パイプカツトマミヰズ(名古屋)
and more…!

内容に関して

文体が気持ち悪い。

食べログに対する想い

  • 食べログごめん。
  • 食べログは僕にとってはwikipediaと並ぶ「生きていく上で無くても大丈夫なものの中で一番大事なサービス」だ。無いと死ぬのはGoogle mapとLINE。

実際、大学院時代は「研究がつらい」と泣きながら深夜バイト中に6時間くらい食べログを見ていたこともあった。食べログのおかげでたくさんの美味しいお店に出会ったり、アホみたいにキモいオッサンのレビューを読んで楽しくなった。食べログに迷惑を掛けたのは申し訳なかった。

  • それでも食べログは僕に、どこが悪くてどこを直せば良いんだよ、って優しく教えてくれた。注意されなければ俺は道を踏み外し、炎上し、会社をクビになって実家に帰りバンドも辞めざるを得なかった。食べログの注意とバンドが売れてないおかげで助かった。
  • 食べログにはもっと繁栄して欲しい。
  • 食べログへの感謝の気持ちと尊敬の意を込めて、あと俺の本名にちなんで、このブログをたぺログと名付けた。
  • 俺は器用じゃねーからどうしたらいいのかわかんねーけど、やっぱ俺ドラマーだし他に取り柄もねえから音楽を通してこの気持ちをぶつけることしか出来ねえと思う。だから今度のライブでは食べログへの感謝ともう一度やり直したいって気持ちをビートに乗せて届けてえなって思う。
  • ちなみにお金を払うのは好きじゃないので有料会員ではないしwikipediaに募金したこともない。
  • 食べログのランキングをスマホで検索したい場合はブラウザの設定をPC表示にするとPCと同じくランキング検索が無料でできるようになるのでオススメ。

結論

インターネットは結構こわい