たぺログ

Emily likes tennisという日本のバンドのドラマーが描く人間賛歌的なブログ

大学時代の友人から「ニンニクの食べ過ぎで救急車に運ばれた」と報告があった話

別に俺がその場に居合わせた話ではないのでタイトルの話はそんなに詳しく書けない。彼の承諾も得てないし個人情報的なこともあるので詳しく聞いてもいない。

でも他人事とは思えないので書く…。

 

(ニンニクで倒れる話はだいぶあとになるので僕の自分語りに興味がない人は目次から「本題」に飛んでください。)

 

 


ピープルインザストレス

仕事のストレスというやつがあって、これがなければもう人生のほぼ全ての問題が解決するんだけど、残念ながらある。ちなみに残りのストレスは就職活動と死だが人生全体で見ると労働している時間に比べれば誤差くらいの時間なのでカウントしなくて良い。

 

それを解消する為に多くのモノとかサービスが有って、お金がある人はそれ相応にディズニーランドとか漫画喫茶とか俺のフレンチとかを消費するし、お金がない人はそれ相応にAmazonビデオとか無料漫画アプリとかラーメン二郎とかを消費する。最悪の場合は家で寝たり水道水を飲んだりする。

 

俺達の世界はストレスで廻っている。というかストレスに廻されている。

 

サラリーマン俺達


そうやってサラリーマン俺達はなんていうか、「常に残り20%だからすぐ充電しろって通知が出てる状態のスマホを低速のUSB充電に繋げて使い続ける」みたいなやり方で精神を消耗し切らないようにしながら寿命まで生きていく。そんな気がする。だが時々充電を忘れて電源が切れてしまったりするスマホもいる。俺達はたまごっちのようだ。

産まれてすぐの僕のストレス解消は機関車トーマスの玩具の車輪を前後に回すことだった。(昔サークルの友達と、「人間は幼少期に車輪に興奮したか否かで理系か文系どちらに進むかが決まるのではないか」という話をした。)それだけ単純なことで快楽を得ることができたのだった。

だが少し成長すると自分のストレス解消はもっと、映画を見るとか本を読むとかドラムを叩くとか、人聞きが良いものに変わった。人間は本来、年を取るにつれて複雑なものに関心をもつようになるのだ。

そして、最近の僕のストレス解消方法は
・無料漫画アプリ
・激辛
・ニンニク
この3つが定番になってきている。お気付きの通り、また幼稚な手法に退行してしまっている。少年ジャンプとカラムーチョだけが日々の生きがいだった小学1年生時代に逆戻りだ。
恐らく、与えられるストレスの質がより厳しく邪悪なものになると、その解消方法も乱雑なものになるのかもしれない。もう何も考えたくないし、ていうかなんなら幼稚園の頃に戻りたい。

ストレスの解消は定期的に、飽きない程度に用法用量を守って使わなくてはいけない。
だから僕は無料漫画アプリは絶対課金しないし、続きが気になってもTSUTAYAでレンタルしたりしない。
毎日無料のポイントだけと、あとはアプリゲームのCM動画を見てもらえるポイント以外は我慢している。
単純に俺がせこいというのが1番あるが、連載漫画というのは一気に読むとあまり面白く感じられないのだ。
薬を一度に飲みすぎて耐性がついてしまっては元も子もないという話です。

 

将太の寿司

将太の寿司はかなり面白くて、正直課金しようか迷った。
将太の寿司は典型的なサクセスストーリーだ。
性格が異常に良すぎる寿司握りの天才の将太がタイトル通りに寿司を握る漫画である。
寿司にまつわる包丁とか海苔とか酢飯とか全てのオブジェクトに、各話で現れる登場人物達の感動的だったり悲劇的な人間ドラマが有り、それらが全て将太の思いやりと寿司テクニックで解決されるという話である。(普通に寿司関連で家族が死んだやつとか出てくる)
俺が将太だったらいちいち寿司を握る度に色んな人々を思い出してトラウマになりそうだが、将太はメンタルがクソ強いし天才なのでそこは余裕で自分の肥やしにしてサクセスを重ねていく。
また、職場に本当に最悪な先輩がいたりして、マジで最悪に性格が悪いのだが、なんか嫌いになれなかったりしてその辺の描写がすごく上手くて良い。(褒めるボキャブラリーが足りない)
毎日通勤電車に乗りながら読んでいると、新人の将太が周囲のおっさん達に口々に「並大抵の努力じゃこんな仕事はできねえ…!」「その努力、見事としか言いようがないだろう」「い…一体どれだけの努力をしてきたというのだ!」(褒められるシーンの勝手なイメージ)と努力を絶賛されまくるそのサクセスっぷりになんだか俺までサクセスしている気がして大変サクセスしてくるのである。
そんな良さがある漫画なのだが、将太が天才で性格が良過ぎて段々ムカついてきたので課金せずに済んだ。俺だったらトイレに逃げるのになんでコイツはいつも徹夜で頑張るんだと反感を覚えてしまったのである。
残念ながら俺は将太ではないのだ。

 

辛きもの

辛(から)いものは何でかわからないけど急に食べたくなる。
中本はこないだ久しぶりに食べたけど残念ながらあんまり好きではない。唐辛子以外の、麻婆豆腐とかカレーとかの辛いやつが好きだ。麻婆豆腐は花椒が大事だということがわかっている。カレーはよくわからない。たぶんなんかいろいろスパイスとかがあるんだろうけど、よくわからないので家では仕方なく唐辛子をかける。教えて欲しい。ガラムマサラは結局カレー粉の一種らしいし、もう色々買ってみようかなと思っている。昔より辛いものが食べられるようになっているので、会社のストレスで脳がおかしくなっているのかもしれない。カレーについては研究が進んだらまたブログにすると思う。

 

(本題はここから)ニンニク、そして別れ

そうだった。ニンニクの話だった。
大学の友達と久しぶりに会った。彼はとても良いやつだし人当たりがよくモテるのだが、ひどく言葉遣いが汚いのと、女の人がビンタされるビデオを観るのが好きなところがちょっと問題なやつだ。

俺がブログにブラック企業で就活したことを書いた、と話したら「あそこネットで叩かれすぎて社名変えたくらいドブラックな会社だよ」と笑いながら教えてくれた。

なんだかんだ気の良いやつだ。


そして、ビンタ君もまた会社でストレスを感じている一人である。
ビンタ君はストレスを2chと合コンとす●丼で解消しているようだった。
ビンタ君は会ってすぐに「俺もう、ニンニク食わねえわ」と言った。煮干しラーメン屋で言わないで欲しい。たいがいのラーメンスープにはニンニクが入っているので。だがそれよりも理由が気になった。

ビンタ君は詳細を話してくれた。

 

その日もビンタ君は会社のストレスを抱えていた。もちろん毎日抱えていると思うのだがその日のストレスは凄かった。どれくらい凄かったかというと伝説のす●丼にフラフラ入ったと思うと大きめの瓶に入っているニンニクをほとんど入れてしまったのだという。そして完食してしまったのだ。その日は大丈夫だったが次の日起きてから背中が痛くなったらしい。あとは気付いたらもうなんか心臓がドキドキしてきて気持ち悪くなってぶっ倒れたとのことです。目が覚めたら病院にいたのだという。病院を出てまずここがどこかわからなかったそうだ。怖っ

 

ビンタ君とは昔、ラーメン二郎に一緒に行った仲だった。大学の別の友人でラーメン二郎に週2以上通っていたロッティストのカネシ君(ラーメン二郎には特殊な醤油が使われており、カネシ醤油という。だから俺達は尊敬と軽蔑を込めてカネシ君とかカネ氏とたまに呼んでいた)と一緒に列に並んだことを思い出し涙が出そうになった。
もうビンタ君とはラーメン二郎には行けないんだな…と思ったからだ。
もう俺達は若くない。ストレスがあるとは言え、もう無理は出来ないのだ。

ていうか、そもそもビンタ君は胃痙攣になって一ヶ月くらい豆腐だけ食っていた時期もあった。元々内蔵は弱いし、ガリガリなのである。そもそも無理はしたらいけないのである。


カネシ君はカネシ君でもちろん大学時代から健康に異常をきたしていた。医者に「絶対おかしな食事をしているだろう」と言われても、二郎に行くなと言われたくないがために二郎に行っていることを隠したそうである。アル中のジジイみたいなやつだ。絶対に死んだら良いフォアグラが取れると思う。

 

「もう限界が来たんだ。
俺達は、もうあの頃に戻れない。」
俺はその日、ビンタ君と飲んで別れた帰り道にそう思った。
次の日も会社だったので21時には電車に乗っていた。
もう無理はできないんだ。
電車の窓の外に大盛りの二郎が映っている気がした。
三角コーナーの中身みてえな生ゴミ
ギトギトの脂肪の塊。
それが俺達の大切な思い出だった…。
俺は心の中で「さよなら」と呟いた。

 脂がひとすじ、滴り落ちた。

 

 

 

そして数日後、ビンタ君からLINEで「今度カネシと3人で二郎行こうぜ!」と誘いが来た。
俺は「マ?行くわ!」と返事したので明日スタジオ練習のあと関内二郎食ってきます。
そんで月曜はライブだぜ!シクヨロ!

 

 

 

 

9/18 新宿モーション

open17:30

TOKYO-HOT

w/サーティーン

逃亡くそタわけ

シャイガンティ

フード🍚しばたさおり  

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新宿のエピタフカレーはこないだ行ってみたけどめちゃくちゃ美味いし辛かったから絶対チキンと魚のあいがけはまた食べようと思ってるぜ!