たぺログ

Emily likes tennisという日本のバンドのドラムが書くブログ

コンビニのバイトが過酷すぎて2ヶ月で辞めた話

 

企画楽しかったよという話

この前、企画ライブとかいうやつをやった。

宣伝まみれのブログを直前になって慌てて書いて「どうか来て下さい」と懇願したが、特にその足掻きとはあまり関係なく、たくさんのお客さんが来てくれた。

企画ライブでの様子をネット上にアップして下さる方々が居たので無断で掲載する。

動画などもtwitterで「Emily likes tennis」と検索すると出てくる。

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俺は「これもひとえにギターの人の顔の広さ、ベースの人の演奏の上手さ、ボーカルの人のMCの面白さ、一緒に盛り上げてくださった素晴らしい共演者の皆様、色んな支援をして下さった方々、そして何よりも、見に来て下さり、応援して下さる方々のお陰だなあ」と思い、さめざめと涙を流した。

涙は流さなかったが、あまりに楽しかったので、次の日の日曜日は反動が激しく、家で死んだ顔をして呆然としていたら夜になっていた。レーザー脱毛のレベルを上げてヒゲを焼いた為、死の苦しみを味わった以外は本当に何の成果もない一日を過ごした。風呂でチャットモンチーの「ひとりだけ」を熱唱した。

 

そんな中、Twitterで「思っていたより(俺のキャラが)快活だった」とのコメントを頂いた。

え?あの終わった後ずっと一人で隅の方で水飲んでた俺が?そう思ったがよく考えてみると心当たりはあった。俺はあの日、確かに水を飲む前に物販スペースで、自分でも意外なほど元気な声で「水、売ってます!」とか「どうもありがとうございます!」と繰り返し叫んでいたのだ。

 

実は俺は挨拶だけなら出来る。挨拶は知性がなくても出来る。アドリブ力がなくても。

俺が挨拶を始めた起源について遡ると、物心がついた頃くらいにたどり着く。

俺は昔から人見知りだが目立ちたがりで褒められたがる子供だった。だから親の知り合いとか祖父母の知り合いとか、よく知らない人に会うとちゃんと挨拶をした。小さい子供であれば挨拶するだけで簡単に褒められる。それは快感であった。幼い俺にとって知らない大人とは何を考えているか全くわからない機械だったので、特に緊張もしなかった。

同年代相手ではそうはいかなかった。子供にとって挨拶なんかどうでもいいことで、面白い話やノリの良さ、足の速さで評価が決まった。それに俺は当時ここには書けないような奇行を繰り返していた為、あまり交友関係は豊かでなかった。

俺は同級生には挨拶ができなかった。

俺は気の利いた返事ができなかった。俺はアドリブが非常に苦手だった。俺は人気のテレビ番組を見ていなかった。俺は運動が苦手だった。俺は肥満児だった。

俺は大人に挨拶が出来る以外に何の取り柄もない根暗なガキになった。人見知りは加速した。

 

気が付くと、知っている人にもマトモに挨拶ができない立派な人間に成長していた。

 

ファ●マでアルバイト

そんな俺だが、幼少期の経験から必要に迫られた時だけ、ちゃんと挨拶ができた。

その類まれなる挨拶スキルが頭角を現し始めたのは大学1年生の頃に始めたコンビニのアルバイトであった。そのファ●マでは募集はしていなかったが、家から近所で通うのが楽そうだったので聞いてみたら雇ってもらえた。一日目に「接客とは」みたいな本を店長と一緒に読み合わせ始めて10分で居眠りして怒られたが、クビにはならなかった。

いきなり店長が「俺は人間を作っているんだ」と言い出したので最初は下ネタかと思った。だがどうやらそのままの意味ではないらしかった。

「俺の店では君と同じ大学の生徒が多く働いている。彼らは最初、社会での働き方というものがわかっていない。しかし、ここでバイトをすることで常識や感謝の気持ちを学び、立派に社会へと巣立っていく。うんにゃら〜」とのことであった。結構なことだ。今、詳しい内容を思い出すために当時のmixi日記を探したら、見つからなかった上に他のとても痛々しい日記がたくさん見つかって急いでブラウザを消した。このブログも絶対黒歴史になるんだろうな…。

 

店長は俺の挨拶をとても元気が良いと褒めてくれた。今までで一番良い挨拶だ、と。レジを打つと「君はスジが良いね!」とよくわからないことを言ってくれた。初めての出勤日には「ここは最高に旨いんだよ」とニュータンタンメン(美味しくない)をおごってくれた。俺は頑張って少しずつ色んな仕事を覚えた。ポテチを並べた。タバコを買う老人は無礼だった。熟女モノの成人向け雑誌が凄く売れた。毎週、コーラとバナナを買う黒人がいた。お金を投げつけてくるおじさんがいた。お釣りと一緒に払ったお金を取ろうとするギャルがいた。店長が「ATMしか使わない奴は客じゃない(大意)」と言っていた。でかいスポーツバッグに直接現金をジャラジャラ入れているおじさんがいた。ファミチキを無駄に揚げまくった。肉まんを蒸しまくった。話がつまらない高校生と一緒にレジに立った。何度時計を見ても時間が全然過ぎなかった。退屈だった。飽きた。

サークルの先輩(Emily likes tennisの元ベース)に「バイト飽きた」と話したら、「ファミチキを揚げる時に、チキンじゃなく人間をフライヤーで拷問しているところを想像しろ」と言われて爆笑した後ですげえ引いた。

 

辞めようと思った。まだ始めて2ヶ月だった。俺は意外と社会不適合者なのかな?と思った。でも、廃棄を持って帰らせてくれないし、客は無礼だし、一日に何回も同じ曲とCMをエンドレスで聴かされるし、ジジイの客に怒鳴られるし、交代の時にチャラい先輩が「ウェーイ」って言いながら本気で肩パンしてきて殺してやりたかった。こんなの刑務所より最悪だと思った。それに、もっと割のいい塾講師のアルバイトを見つけていた。

だが辞めるとはなかなか言い出せなかった。

 

俺は意を決して電話をした。

「すみません、シフト、来月はあんまり入れないです。土曜だけしか…」

「そうか…再来月は?」

「再来月もあんまり入れないです…」

「ふーん、じゃあこの日とこの日は?」

「全部無理です…再来月は1日しか入れないです…」

「そうか…辞める?」

「ハイ!!!!」

 

俺は晴れ晴れしい気持ちになった。最終出勤日すら面倒くさくなって「風邪を引きました…ゴホゴホ」と電話したらバイトの先輩に「社会出たらそんな無責任なこと通用しないよ」と怒られたのでさすがにちゃんと出勤した。(会社員になったら社会では通用することがわかった)店長に「君は最初から続かないと思ってたよ」とのコメントを軽蔑したような眼差しでもらった。俺の育成は失敗に終わったらしかった。そのコンビニにはその日以来行っていない。

あの頃は苦痛だったけれど、それ以来俺はコンビニの店員には出来るだけ丁寧に接するようにしている。コンビニは大変なのだ。仕事の種類は多いし、客層も様々なのでストレスが溜まる。でもコンビニは無くてはならないのだ。俺は日本のコンビニ文化が好きなのでコンビニの店員には頑張ってもらいたい。そしてあんな辛い仕事は早く全自動化してAIにやってもらいたい。せめて時給を上げてほしい。おにぎりをもっと大きくして欲しい。もっと言うならおにぎりを105円に戻して欲しい。

 

今後のライブ

再来週に東京ボアダムというイベントがあり、そこでライブをします。東京ボアダムについてもブログをそのうち書きたい。

 

6/17(Sat) 秋葉原CLUB GOODMAN and ikeBECK

「東京BOREDOM #12」

開場 12:00/開演 13:00

前売り 1,000円/当日 1,000円(+1D500円)

出演:左右、ENERGISH GOLFAlan Smithees MAD Universe、エレファントノイズカシマシ、shuharikumagusubossston cruizing mania、余命百年、NOworst tasteSub Shermanfrom:シンガポール)、kuunaticcarpoolRREMIXXGROUNDCOVER.)、COMPACT CLUBhopiillMilliliter and Emily likes tennis 

詳細、チケットの予約はボアダム公式ページから

http://tokyoboredom-blog.tumblr.com/