たぺログ

Emily likes tennisという日本のバンドのドラマーが描く人間賛歌的なブログ

ドラムを叩いた後に電流で筋肉を破壊された話

 

※この記事には、接骨院に対する素人の偏見や、一部の接骨院に対する個人的な感想が含まれている可能性があります。しかし、その発言の責任は筆者に属するものであり、所属する団体の意思を代表するものではありません。また、前回の反省を活かして接骨院名は明示致しません。

 

ファントム・メナス

先日、東京で活躍するバンド、Emily likes tennisは新宿Motionでライブをやった。イケてる対バンの後に新曲を二つもやり*1、総意としては「ウケたので良かった」という感じであった。ドラムメンバーである私もミスはあったものの、及第点であり、「ウケたので良かった」と結論付けた。ハモるところはまだまだ要練習であった。

しかし、実際には全然良くなかった。問題はライブそのものではなく、その事前後にあったことに私は気が付かなかったのだ。

私がスマホで「カニ漁船漁師 年収」で調べながら帰路についている間にも、その問題は確実に私の身体を蝕んでいた。(ベーリング海のカニ漁船漁師の月収は数千万円だった。)

 

謎の奇病

次の日、会社で「適当に買ったFXで突然50万円儲けてしまった場合のシミュレーション」を脳内でしながらエクセルを眺めていると、急に首~背中にかけてが痛くなってきた。「あ、やべぇ」と思った時にはめちゃくちゃ痛くなった。これは死ぬやつだ!

何度かトイレに行って肩をグルグル回したりした。動かしても痛いんだけど、動かさないと更に筋肉がカチコチになって動かなくなるのだ。最終的には寝違えたみたいに左しか向けなくなってきた。ビートたけしみたいな感じだ。定時になったから行きつけの接骨院に行った。死ぬ!

接骨院の待合室ではEDMと西野カナQueenの「We Are The Champions」が流れていて、俺はひたすら痛みに耐えた。We keep fighting to the endだ。診てもらったら、ずっと顔面に笑顔が張り付いたお兄さんに「肩が超腫れてますよ!」とすごい笑顔で言われた。電気をモリモリ流されて、(いつもの2倍くらい)「明日から2週間で8日は来てくださいね!」と言われた。バイトかよ。久しぶりに来たので初診料も取られた。

だが、俺はコイツを信用していた。俺はここに通って腰痛を9割がた治してもらったのである。高い金を払ってバキバキ骨を鳴らしてもらったお陰で最近は腰痛がほとんど無いのだ。明日からもバキバキやってくれるらしい。どんどんバキバキやってくれ。

 

悲しい真実

次の日の朝5時に目が覚めた。痛い。そして俺は全然上半身が動かないことに気がついた。超痛い。

寝違えた時を思い出してほしい。それを5倍したらその時の俺の感覚になる。寝返りっていうか、もう首が動かない。

死ぬのかなって思った。救急車、呼ぶか?いや、動けないから呼べねえじゃん。

 

俺は病気になるとよく死について考える。ノロウイルスにかかった時は「いっそ殺せ!」と絶叫する。バンプオブチキンも歌ってる。

 

 熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事
鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事

君の存在だって 何度も確かめはするけど
本当の大事さは 居なくなってから知るんだ

 - supernova / BUMP OF CHICKEN

 

俺、居なくなっちまうのかな。

そしたらみんな、悲しんでくれるかな?

だが、冷静になってみるとどうやら首の筋肉が使えないだけのようで、左手を使ってマネキンみたいな首を少しずつ回し、ベッドから下半身だけ下ろして回転し器用に立ち上がることが出来た。そんで会社に休む連絡を入れて、なんとか整形外科に行った。すげえ時間かかってキツかった。首の筋肉って結構常に使ってるんだなあと思った。あと布団で寝てたら死んでたなあと思った。

スマホで調べて接骨院を開くには国家資格が必要である、と書かれていたので信用していた*2。だが整形外科のおっさんは反接骨院論者だったらしく、

「えっ、接骨院行ったの?あーあ…あ〜あ…これ長引くよ。もう遅いけど…もう行っちゃダメだから!」

と結構マジで怒られた。ジェネリック嫌いとか言ってたので割と過激派原理主義おじいちゃんなのかもしれない。

しかし炎症に対してマッサージがアウトなのはネットにもしっかり書いてあった。俺はショックだった。あのQueenが好きな笑顔のお兄さんが悪いやつだったなんて信じたくない。

信じた瞬間裏切った

 - ラフ・メイカー / BUMP OF CHICKEN

その日は家で安静にして、タイムマシーン3号の動画を見ていたら寝ていた。

 

ゴッドハンド輝

処方された薬を飲んでみると痛みは驚くほど引いた。「医学最高」と再認識した。後で処方された薬をググると、劇薬指定されていたが、医学信者と化した俺にしたらむしろ「めちゃ強い薬最高!弱より強!強さこそすべて!」って感じだった。しかし、痛みと血流は別問題で、首のコリが激しくなると頭が痛くなってきた。そんな時、ゴッドハンド輝の「寝違えの直し方」をネットで見つけた。ここには載せません。なぜならアフィリエイトで他人が儲けるのが癪だからです。ググったらすぐ出てくると思います。

 

早速試してみたら、めっちゃ首がグルングルン動くようになり、僕は「ゴッドハンド輝ヤバイ!」と再認識した。そしてインターネットに感謝した。インターネットには最新の理学療法についても書いてあり、ひたすら「へ~」と思った。 

healthpress.jp

これは腰痛に関してだけどかなり納得した。

接骨院のカードは破り捨てた。

 

分析

  • 炎症に対してマッサージ・電気治療をしたせいで悪化した。
  • 前に腰痛が治ったのも、よく考えたら自分で筋トレするようになって姿勢が良くなったから治っただけだった。
  • Queenは家でも聴ける。
  • ドラム叩いて肩をぶっ壊したのはバトル漫画で必殺技を出した時みたいでカッコイイなと思った。

 

今後に向けて

以下の知見を得た。

 

企画するよ

健康第一で頑張ります。今は首は8割ほど治ってきた。

 

企画の予定があります。体調は120%万全にして臨みます。

ぴあで予約すると対バンのカバーを収録したCDがもらえます。曲はこれから練習します。

 

 6/3(Sat) 秋葉原CLUB GOODMAN

「Emily likes tennis presents オートマチックアフィリエイトセミナーvol.2」 

出演:股下89、パイプカットマミヰズ 

 

また、大阪でのライブもあります。光栄ながら呼んで頂いております。

5/13(土) 難波BEARS

gurumeレコ発イベント[美食家の反撃]

gurume

いったんぶ

犬猫やつあし

 

 

*1:なんとどちらの曲名も僕の意見が採用された。実は僕はこれまでも意外とバンドの方向性に貢献しているのである。

*2:ちなみに接骨院整骨院、整体院、整形外科がそれぞれ違ったり一緒だったりします。

食べログに注意されて反省し、 たぺログ を作った話

食べログ失敗事件

顛末

1年前

  • 食べログが好きで、食べログを書いてみたくて書いたのだが、書いている途中で脱線しまくった。
  • 自分の中では今までにないくらいRTされた。ウケたと思った。
  • 調子こいてたくさん書いた。飽きた。

昨日

  • 前に食べログ書いてから何も書いてなかった → 前書いたのは企画ライブの時だし、今度の企画も決まったので書こう。
  • 眠かった。
  • 勢いで書いて寝た。
  • 朝起きたら食べログから注意と、非公開にしましたというメールが来た。
  • めっちゃ後悔した。

原因と対策

原因

  • 眠かったので正しい判断ができなかった


  • 久しぶりだったので調子がつかめなかった
  • 食べログなので店名が出ているのだが、その事実を忘れて結構書いたらダメなことを書いた
  • 普通によく炎上とかしてるバカ中学生と変わらないインターネットリテラシーだった
  • 全面的に俺が最悪だった

対策

  • すごく気をつける
  • 出来るだけこのブログに書く
  • 汚い言葉を使わない
  • お店の名前とか出さない
  • ライブの宣伝も一応食べログではしない

所感

食べログ運営すごく優しいと思った。実際、今内容見直してみると普通に有名人だったらそこそこ怒られそうな感じだったので、僕は反省するとともに「あ〜、バンド、全く売れてなくてよかった」と思った。このお店のことは普通に気に入っていたし、これで優しかった店員とかに迷惑がかかったら最悪だったし、店員がバイトできなくなってたら超最悪だった。利用規約の無視っぷりで言うと普通にアカウント凍結とかされても文句言えないし、俺が運営ならこんなキモいやつすぐに削除するのにな、と思った。結局店名を出してたこと、食べログ利用規約に反することを食べログに書いていたのが問題なので、店名を出さずにこのブログに書けばOKということだと認識した。
なので以下、全部(店名以外)、言っちゃうね ということだ。

間違って買わないように注意。

問題となった内容

胡麻辛味担々麺と唐揚げを割引クーポンで食べた話

胡麻辛味担々麺 850円 唐揚げ3個 290円 (ラーメン200円割引券,唐揚げ無料券,500円割引券使用 のため支払額 150円)

ちゃんとうまい

とても昔、「アニマトリックス」という映画を見た。マトリックスが流行っていた頃に作られたアニメのやつで、まあ面白かった記憶は一切ないんだけどその話の設定が印象に残っている。そもそもマトリックスというのは(ネタバレしても誰も怒らないと思うんだけど)、要はこの世界が実は仮想現実だったんだよって話だ。もっと簡単に言うと皆生まれつきプレイステーションVRを付けて生まれてくるんだ。で、その印象深い設定というのは当然この世界はプログラミングされている以上、隠れたバグが有るんだというところだ。ある条件を満たせば物理法則を無視した現象が起こる。
そんなの勿論フィクションの話だよ、そう思うだろ?まあ高校くらいまでは話しかけられても俺がバグってまともに返事できないことはあったけど。もしかしたらこのエレベーターのボタンを100回連打したら筋肉が3倍になるかもしれない。なんか変な指の組み方をしてなんか言ったら電流が出るかもしれない。ジャンプ読者だった俺は色々試してもみたが、それでもこの世に俺を幸せにしてくれるバグは見つけられず、俺はそんなものを探すのはやめた。気付いたらジャンプでも敵を倒すのに核爆弾とか使い始めた。
でもある日、俺は見つけた。誰にも気づかれなかったこの世界のバグの一つ。そう、それがこの店だ。

それはふとしたことから始まったんだ。ある日、いつも通りのクソ労働から帰りそれまでは下らないピザとマンション勧誘のチラシしか入っていなかった郵便受け(そもそもなんで5000万円のマンション買おうって奴が1000円のQUOカードを貰うために見学に来ると思うんだろうか?バカじゃないのか)をガサガサ漁ると、この店のチラシが入っていた。割引クーポンがついている。たぶん店の近所でしか配ってないんだろう。地域密着型なんだ。
俺は唐揚げが好きだ。そもそも人類はみんな有史以来、唐揚げが好きだ。でも俺は竜田揚げとかフライドチキンとかでも良いなんてほざく信念のない奴らとは違い、唐揚げが断然好きだ。その唐揚げが3個無料で食えるという。天啓だ。ラーメンの割引券もついているから、500円払えば唐揚げとラーメンのセットが食える。神の食事だ。俺は唐揚げは大好きだが、できるだけ金は払いたくないんだ。
実際行く前はクソみたいなチェーン店だと思っていた。昔、ここでバイトしてたサークルの同級生が店長に何も教えてもらえず店に立たされて、客に担々麺を頼まれたので赤い液体を混ぜれば出来るだろうと思って適当に混ぜて出したら一口食った客に「店長を呼べ!」と叫ばれたという哀しい話があった。彼はレトルトカレーをレトルトパウチのまま電子レンジに入れるほど料理経験が皆無だったのだ。面接してねえのか。
でも食ってみたら普通に満足の行くレベルだった。ニンニクチップは入れ放題だし、揚げたての唐揚げにはキャベツとマヨネーズの付け合せまであった。最高だ。俺は唐揚げとえいひれには絶対マヨネーズがあると最高なんだマジで(興奮して語彙が減っている)。最終的にはマヨネーズだけ箸につけて食っていた。たまにニンニクチップをマヨネーズに付けて食べたりもした。俺は小学校まで肥満児だったんだ。
俺は非常に満足したので帰りにカウンターにあったQRコードを読み、なんとなしにアンケートを出した。「唐揚げクソ最高っした、でも担々麺には花椒か山椒が入ってるとイイっすね」みたいなことを書いたと思う。
そしたら忘れた頃に500円券が届いた。毎月5名にしか当たらないやつだ。たぶん誰も出さないんだろうな。客層的にはなんか家族連れとかで遅くまで出かけた夜に「ママご飯作るのめんどくさーい」「じゃあ外食するかーガハハハ」みたいな家族が車で来るようなそういう店だから、こういうところでコソコソアンケート書くやつような乞食は俺の他にはほとんどいないのだ。
でも、ラーメンと唐揚げの割引券も毎月届くんだよ。さすがに両方同時には使えねえだろ…そう思って貧乏根性丸出しで聞いてみたら店員が偉い人に相談した。俺はなんか恥ずかしい気持ちを耐えて券売機の前で立ってた。そしたら両方OKだった。俺はその日、ラーメンと唐揚げを150円で食って帰った。そんで感謝の意を込めてまたアンケートに答えた。
そしたら前に行ってから一ヶ月しないうちに500円券が届いた。は?

いやこれバグってるやろ!って思いました。


ていう話なんですけど、俺が言いたかったのはこのバグってるとしか思えないアンケートプレゼントアルゴリズムが俺に幸せをくれたっていうことなんですよ。俺は最近会社を辞めてFXで食っている将来を妄想することで毎日仕事を乗り切っているのですが、FXのチャートは殆ど見ていないし取引もしていません。ただ3億手に入ったらどうしようかな、会社辞めてAmazonビデオ見よ、と考えています。そんな、なんもない毎日に希望をくれたのがこのバグなんですよ。
俺達は一人じゃ口からプロトンビームは出して街を破壊できないし、生協のクソ態度の悪いババアを殴ることすら出来ない(今日マジでムカついた)。
でも、皆となら出来る。音楽というフィールドでなら。
予期せぬ出来事、予測できない展開、様式美を良くも悪くも打ち崩すバグ(欠陥)。
それがもしかしたら僕たちの音楽のテーマの一つなのかもしれない。
そして俺は週に一回は唐揚げを食いたいと思いました。



Emily likes tennisプレゼンツ「オートマチックアフィリエイトセミナーvol.2」
6/3(土)秋葉原クラブグッドマン
出演
○股下89
○パイプカツトマミヰズ(名古屋)
and more…!

内容に関して

文体が気持ち悪い。

食べログに対する想い

  • 食べログごめん。
  • 食べログは僕にとってはwikipediaと並ぶ「生きていく上で無くても大丈夫なものの中で一番大事なサービス」だ。無いと死ぬのはGoogle mapとLINE。

実際、大学院時代は「研究がつらい」と泣きながら深夜バイト中に6時間くらい食べログを見ていたこともあった。食べログのおかげでたくさんの美味しいお店に出会ったり、アホみたいにキモいオッサンのレビューを読んで楽しくなった。食べログに迷惑を掛けたのは申し訳なかった。

  • それでも食べログは僕に、どこが悪くてどこを直せば良いんだよ、って優しく教えてくれた。注意されなければ俺は道を踏み外し、炎上し、会社をクビになって実家に帰りバンドも辞めざるを得なかった。食べログの注意とバンドが売れてないおかげで助かった。
  • 食べログにはもっと繁栄して欲しい。
  • 食べログへの感謝の気持ちと尊敬の意を込めて、あと俺の本名にちなんで、このブログをたぺログと名付けた。
  • 俺は器用じゃねーからどうしたらいいのかわかんねーけど、やっぱ俺ドラマーだし他に取り柄もねえから音楽を通してこの気持ちをぶつけることしか出来ねえと思う。だから今度のライブでは食べログへの感謝ともう一度やり直したいって気持ちをビートに乗せて届けてえなって思う。
  • ちなみにお金を払うのは好きじゃないので有料会員ではないしwikipediaに募金したこともない。
  • 食べログのランキングをスマホで検索したい場合はブラウザの設定をPC表示にするとPCと同じくランキング検索が無料でできるようになるのでオススメ。

結論

インターネットは結構こわい