たぺログ

Emily likes tennisという日本のバンドのドラムが書くブログ

いきなりハンバーグの話

※今週のたペログは作者絶望の為休載しようと思っていましたが、ハンバーグを食った瞬間に闇ドラゴンから光ドラゴンに回帰したので秒で書けました。セシルやアナキンと同じです。

 

いきなりステーキにハンバーグがある。

通称、ワイルドハンバーグである。

天下一品で言うところの「あっさり」のようなものだろう(「友達に誘われて来ちゃったんだけど、こないだも食べたばっかだからまたスタンダードなやつ頼むのもなあ…なんか違うのないかな」って思ってる人が頼んで納得出来ないで終わる用)、と思ってずっとスルーしてきた。

 

でもこないだ浜松の「さわやか」でハンバーグを食ってから、カリカリに焼いたでかいハンバーグが食いたくてしょうがなくなっていた。あれにはそんだけの魔力があった。ワイルドハンバーグも評判が良いので、試してみようと思った。

あと仕事しながら後輩に「帰りたいよ~帰りたいよ~」ってずっと話しかけてしまうくらいにストレスがはみ出ていたので、なんかスカッとしたかった。今週は仕事でオシロスコープ(電流のビリビリが見れるでかい機械)の画面を7時間/日くらい見させられて先輩に怒られたりしていたので、夢の中でも操作したり先輩に怒られたりしたのだ。なんで怒られるのかというと僕が不器用ですぐ物を壊すからです。小四くらいにお祖父ちゃんにもらったラジカセは貰って1分でアンテナを折った。俺は俺が物を壊そうとしたらちゃんと壊れてちゃんと元に戻らないことを確認するのが昔から好きなんだよね。

 

平日は松屋の新作をジャケ買いしてなんとかストレスを凌いだ。

そうして悪夢にうなされついに迎えた休みの日、肉食えば闇が減るなり動脈瘤と勇んで昼間からいきなりステーキに入店した。いきなり入店するからいきなりステーキなのだ、いきなり登場するのは肉でなく俺の方だ、と常々思う。何を言っているのかわからねーと思うが。

入店直後、ステーキの匂いを嗅ぐとハンバーグなんかどうでも良くなったが鉄の意志でハンバーグを頼む。値段がちょっと安いからそこをエビデンスにすればなんとか耐えられる。向かいの席でクソガキが野菜を食わないので母親に怒られていて微笑ましかった。コーンだけ食っても大して変わらないと思う。父親はまだ若いのにヒレの400gを頼んでいたので、恐らくIT社長かデイトレーダーであろう。俺はビットコインは一年前に買ってすぐ売った。俺は本当に投資の才能がないと思う。

 

貧乏人の俺はハンバーグを食う。

 

やるじゃん。写真では米がハンバーグの放つ圧倒的な光のドップラー効果で消滅しているように見えるがちゃんとホカホカとそこにある。鉄板の保温力が高いためハンバーグ肉はいくらでもジュイジュイ焼ける。さわやかとの決定的な違いである。さわやかはレアミンチを食わせる店であるため鉄板はそこまでずっと高温ではなかったのに対していきなりステーキはそこを客側に委ねている。米用の皿に逃がすなどしないと、ほぼ中まで火が通る。俺は逃がさない。むしろ俺は悲鳴を上げるハンバーグを鉄板に押し付けまくった。ビギュイーッ!ギェピー!古代中国の拷問みたいだ。メイラード反応のバーゲンセールや!カリカリですごい。一生分のカリカリだ。えっ!今日はカリカリ全部食っていいのか?遠慮するな、今までの分食え…うめ うめ うめ

ステーキはブラッディサースティなレアがいいけど、ハンバーグはバッキバキに焼いた方が好きかもしれないな。

 

ハンバーグなのでステーキソースやにんにくはかけないで食べているから健康に良さそう、と思ったけど、よく見たら甘いオニオンソースをドボドボ付け過ぎてソースがなくなっていたのでそんなことは無かった。いきなりステーキに来て健康なんて考えた俺が間違ってた。ニンニクマシマシした。

 

俺の肉マイレージがまたアガる。

店を出た俺は、「あー美味かったな」と思うと同時に、「ステーキも一緒に食いてえな」と思った。

デイトレーダーならそれもできるんだろう。俺は「FX 儲かる 簡単」で検索した。

いきなりステーキでサーロイン400gを頼んで店内中の羨望の眼差しを受けたい、それが今の俺の夢だ。

 

 

 

明日はお得なライブがあります。たのしみ。CDも貰えるらしいですよ。
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大事な画像なのでもう一度載せておく

浜松のイデアの話

疲労、病気、不安

 

俺の中で3つの力が1つになった時、俺は青眼の究極T竜(ブルーアイズアルティメットTドラゴン)になった。どっちかというとマンモスの墓場が合成された時の状態かもしれない。

T-DRAGONのTは「つらい、つかれた、つぶしがきかない」のTだ。

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勝敗を逆転するために浜松に行きます。

浜松というのは静岡の隣にある町だ。そういう場所があるらしいというのは噂で聞いていた。

 

大学の時の友人達とそこの「さわやか」に行った。爽やかって今1番俺に足りていないものだ。

 

毎日毎日、疲労をカフェインで誤魔化していたら心の疲労だけ知らない間に積もってしまった。


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そんな冴えるブラックではもう救われない俺のことをそのハンバーグが救ってくれるという。240mgのカフェインが闇の力なら、1gの肉には光の力がある。パラディンだ。

 

ハンバーグと焼き野菜カレー
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こういう、げんこつハンバーグをみんなが頼んでいる時に一人だけカレーとか頼む、空気読めない精神的デブが必ずいるじゃないですか。

そいつの名前はT-DRAGONという。

 

さわやかは浜松の名物らしい。俺はInternet Explorerでブックマークに入れていたので知っていた。

さわやかは1000円ちょいくらいで喰えるのにかなりうまかった。

ネットで調べると食べログとか2chで一部叩かれていたがネットの人間は信用できないと思った。ネットの人間が「まずい」「たかい」と3文字を打ち込んで送信する間にコックのおじさんは肉をバキバキこねまくり、おばさんは炭でハンバーグをモリモリ焼きまくっているのだ。筋肉が違う。この味こそがリアルだ。

ハンバーグの真の姿、すなわち『 イデア』。

それは電車を乗り継ぎ友人の運転する車に乗ってスマホをいじって連れてきてもらい整理券を貰って待たないと食えないのだ。光ファイバーや4Gではダメだ。それは電子の情報だから。iPhoneXを持っているだけでは駄目なんだ。それはダイレクトに脳を刺激しない。

俺は牛肉100%のイデアを食った。全然足りない。俺はイデアをあと400gくらい食べたかった。あとカレーも結構美味かった。

 

しかもコーヒーが100円だった。俺は「横浜にも作って欲しい」と言った。食後のコーヒーが100円の店を見ると幸せが溢れ出す。帰りたくないと思ってしまう。どこにか、どこにもだ。ここが今、俺たちの居場所だ。

 

だが俺たちはそのまま旅館に向かう。いつまでも居られる場所など無いから。永遠は何処にもないから。それはいつでも思い出の中に在る。
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寂れた遊園地が見える。観覧車もジェットコースターも動いているが俺たちは行かなかった。

俺たちは疲れていたからだ。真の自由とはいつでも行き、いつでも行かないことを選べることを言うのだ。俺たちは遊園地に行かない自由を得ている。

俺は畳でうつ伏せで1時間ほど呻いたあと、銭湯だか温泉だかで交代浴をして晩飯を食い酒を飲んで寝た。

 

起きたら朝ご飯があったので食べた。そしてまた銭湯に入った。

朝ご飯をモリモリ食べたのにコメダ珈琲を見つけてしまった。
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400円でコーヒーとつぶあんトーストが食べられる。モーニングが安い店を見ると幸せが溢れ出す。いつまでも居たいと考えてしまう。自分だったら絶対に躊躇する量のマーガリンが塗られている。罪悪感の外注は外食の醍醐味でもある。中華料理屋のチャーハンの油量は家で作ったらPTSDになるレベルである。そんなことは気にせずワシワシ食べる。俺は食べ過ぎで気持ちが悪くなってきた。風邪引いてたらあんまり何も食わずに寝てた方が良いんだ。

 

浜松に行ったと言うと鰻についてどうなのかと思われる方がいるかもしれないが鰻の消費については2014年には国際自然保護連合(IUCN)が「絶滅危惧種」に指定するなど非常にデリケートな話題となっている。世の中には様々な考え方があり、それらどれにもそれぞれの理由がある。みんな難しい問題について色々考えているのだ。

俺は鰻が大好きだが、今回は鰻を食べたのかどうかについては言及を避けたいと思う。皆もこれを機に鰻について色々考えてほしい。そして色々思いついてほしい。そうやって色々やることが大切なのだ。色々やることによって、また新たなことがわかるので、そうすればきっとそのうち物事は良くなる、そう聞いている。


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 ※写真はうな重の参考画像

 

「鰻はタレが美味いだけ」とか言う奴は何もわかっていない。

 

疲れた。

食って座ってただけだけど疲れた。今はただ無が欲しいと思う。帰りたくないと心で泣き叫びながらも同時に俺は「早く寝てえ…」という身体の悲鳴を聴いている。

明日が来るのが怖い。

だが俺達がさわやかを去らなければならなかったように、すべての事象に終わりは来るものだ。ライブとかもあるし、まあ仕事は耐えるしかない…。

そうして新幹線の時間まであと2時間以上俺たちはこの浜松のモスバーガーでお茶を飲んで待っている。こんなにも何もしない、何も見ない旅行は初めてかもしれない。途中で本当はうなぎパイ・ファクトリーにも行ったんだけど、本気のマジで5分で出てきてしまったのだった。
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本当に飯と風呂以外の記憶が無い。でも俺達には休息が必要なんだ…。 

T-DRAGONのTに新たに「立ち直る」が薄く並んだのが見えるだろうか?俺には見えない。

 

友人が「グランダー武蔵*1の最後は闇の魚が出てくる」と話していたのでそのうちBOOKOFFで立ち読みしたいなと思っている。それだけが今の俺の目標だ。そうやっていくつもの夜を越えて、いつかまたこの地でイデアに触れようと思う。

その時にはイデアって言葉の意味が、ちゃんとはわかっているだろうか…。

 


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*1:コロコロで連載してたバス釣り漫画。主人公は釣ると「フィーッシュ!」と叫ぶ。主人公の母は魚を静止する能力を持っている

米とストレスの話

米。

米は糖だ。

糖は中毒性の高い麻薬だ。

俺は今それを食べている。

 

大学時代の先輩がいる。先輩なので失礼な言い方は避けるが、彼は会社員になって数年で20キロ弱成長した。元々はむしろ痩せ型だったのに、気付いたら凄いことになっていて驚いた。絶頂期だった頃はライブハウスで両手でクリームパンを食べているのを見て、食いしん坊だなあ、と思ったら片方は指だったということもあった。

 

なぜそんな短い期間で大きくなれるのか、俺は気になった。たぶん本にしたら若い力士見習いの人たちが買いまくるだろうと思った。それで聞いてみたら、「ストレスで晩御飯を二回食べちゃう」と言うのである。確かに先輩の話を聞く限り、かなりのブラック企業に勤めているのだということはわかっていた。

しかし、「会社帰りに家の近所のコンビニで弁当を2個買って、家に着いて初めて、会社の近くの牛丼屋で既に晩飯を食ったことを思い出す」などと先輩はとんでもないことを言い始めた。

俺は、この人マジでやばいんじゃないか、と思った。最初は冗談だと思ったのだが、そのあとにつけ麺屋に一緒に行った時に、先輩が頼んだ大盛りがカウンターに置かれたのを見てから「あ、俺、晩飯食ってたわ」と寂しそうに笑った時にこれはガチもんだとわかった。

彼は巷で、エンリケ後悔王子と呼ばれている。

 

当時の俺は大学院生で、性格が最悪の教授の元での研究、治安最悪の深夜バイト、ねずみと痴呆老人が襲ってくるあばら家のMUGEN地獄を往復する生活をしていたのでまあまあストレスフルだった。しかし、先輩のようにストレスのあまり過食になるようなことはなかった。

俺はそっち側の人間じゃないからだ。

俺はストレスに負けるような人間じゃない。

高校の時、パワハラ教師が顧問で嫌だった部活もちゃんと辞めた。

嫌いな人間とはちゃんと距離を取れる。

無理なことはちゃんと無理と言える。

そして、正しいストレス解消の仕方を知っているのだ。寝る、など。

過食なんてしない。俺は炭水化物の奴隷ではない。

自立した大人なんだ。就職したって変わらないだろう。ホワイト企業っぽいし。そう思った。

 

そして、今、家で米をもりもり食っている自分に気付いて愕然とする。

俺は、今日、残業をしながら、会社のコンビニでカツ丼を食い、帰りにモスバーガーでロースカツバーガーを食った。

その挙句に米にふりかけをかけている。

口の中に米が入るたびに脳内でハッピー物質が弾けるのがわかる。ニューロンが発火を繰り返す。

俺の中で原始の猿が喚いている。もっと喰え、と。

 

声が聞こえた。

それは味では無かった。辛(から)さ、は味ではなく、痛み、刺激であると言われている。脂もまた、味では定義できない化学的刺激があるのだと読んだことがある。それは、脳にダイレクトに届く刺激、音も文字もなく語りかけてくる言葉だった。これまで語り継がれてきた米の言葉、生命の情報、それは遺伝子そのものなのかもしれない(精米されてるけど)。それ自体が俺に神経細胞の成長を促した。

米との対話は終わることがなかった。

俺が終わらせなかった。

 

今年の年始、実家に帰った時に同窓会の流れで「あの時部活パッと辞めといて良かったわ」と話したら、母に「え?何言うてんの、あんた何回説得しても辞めへんって言うとって最後にやっと辞めれたんやで、忘れたん?」と言われた。

 

俺の中で信じていた自己像が簡単に崩れた。

ああダメだ、俺は結局自分で思うより弱い人間だったんだ。

ストレスを感じても、問題を解決せず、一歩も踏み出せず、

ただただ米に逃げる、そういうやつだったんだ。

良いんだ、明日筋トレするから、チャラにするから…。

 

俺は新たな冷凍米をチンする。

ほかほかの米に塩をふった。

俺は対話の席に海を加えた。

あとでアイスクリームも食べる。

牛も友達に入れよう。

明日の長い残業のことは、今だけは忘れよう。

 

ふと顎の下を触ると、今までに感じたことのない、柔らかな感触があった。

 

 

次のライブ
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個人的にも見たいやつ色々あり楽しみ

また松屋のカレーの話する話

 企画が終わりブログは続く

先週、企画ライブをやった。楽しかった。

 

企画ライブに向けて毎週末にブログを書き続けてみた。

「ブログを書いてなんでライブの宣伝になるのか」と言われると、「ならない」としか答えられない。

しかし、「多分、今週から始めれば企画ライブの日まで飽きずに続けられるだろう」という姑息な計画を立てた日から今日までなんとか続けることができた。よくこんなしょうもないことを長々と書けるなあと自分で思う。

 

ブログを書くと、RTやらfavされることで嬉しい気持ちになりました。だが、以前「バンドマンはブログを書かねばならない」とのアドバイスを受けたことがあり、それは確かにその通りだと今も思っているが、宣伝という面でいうなら前提としてライブハウス等で色んな現実で交流をしていることが必要だったと思う。ブログはその補助である。現実こそリアル。

バーチャルユーチューバーも仮想通貨も現実の人間あってこそなのだから。

 

人間は人間同士の血の温かみによってのみ支えられ、活動的に生きられるのである。ブログの内容を少しでも人と違うものにしようなんてバンドマンが考える必要はない。そんな工夫をする暇があるなら挨拶をしましょう。挨拶は最近している。人の名前を覚えましょう。それもがんばる。

つまり俺のブログは正直言ってバンドとは特に関係がない。単純に楽しいから書いているということです。

俺は言った。

「意味あれ」

そう開き直ることでこのブログには意味が生まれた。自分さえ良ければそれでいい。

 

ブログを書く時は通勤中の電車の中でスマホで下書きを書いている。大体1時間くらいで内容が書けて、家で1時間位推敲している。初期は計3時間はかかっていたので前よりも早くなったと思う。前回のSF小説のやつも設定は一ヶ月くらい前から仕事中に考えていたけど、書くのはそれくらいで終わった。そのせいで本筋はすごいベタな感じになった。B級映画の「リベリオン」っていうのが大体ああいう感じです。何をパクったっていうよりかは、俺が普段好きな奴に似たんだと思う。(リベリオンはそんなに好きでもない)でも、バンドだって最初そういう、真似から入る感じだから…。

とにかく小説はいい加減に書くとショボさが目立つので難しいと分かりました。

 

来週からもちゃんと毎週末にブログを書くかどうかはわからない。

「せっかく続いてるし続ける」説と、「酷い内容になるなら隔週とか月イチでも良いかな」説がある。

そもそもtwitterでRT,favしてくれてる人数よりも(ありがたいことに)アクセスがあるので、誰が読んでるのかよくわかんねえので、誰に向けて書いているような感覚もあんまりない。頻繁に書くのが良いのか、適当でも良いのか、よくわからない。

よくわからないままにブログを書いているのが現状である。

今後どうするかもよくわかんない。

でも作文は筋肉のように続けないと衰える気がする。

昔、「綴り字の季節」みたいなタイトルの映画があって、あれで小説家のおっさんが「置きてる間はタイプライターで書き続けろ、そしたら上手くなる」みたいな雑なアドバイスをするみたいな話があった記憶がおぼろげにあるが、捏造された妄想かもしれない。

確かに、書き続けることで内容はクソのままだが、クソを素早く作れるようになった。

もっと速くクソを作れるようになりたいので、出来れば続けたい。

 

カレーのアクセシビリティとコストパフォーマンス

本題のカレーなんですけど、松屋のカレーを最近食いまくっている。

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ちょっと脳が危険だなと思う。

カレーはすごい好きなので、いつでも食べれるようにしておきたい。

そんな時、いつでも手が届くことが大事である。

残業の後は松屋

休みとか早く帰れた平日 (そんなものがあるとして)などは自炊で豚バラレンコンカレー*1によってカレーを摂取している。

 

ちなみに俺が最近好きなカレーは喫茶店的なやつだ。

南インドとか欧風とかスリランカとかなんか色々美味いのがあるのは分かる。

でも遠いとか高いとか気分とかであんまり行けないんだよ。

ストレスフルでパーッとやりたい時、即座に俺は以下の成分を補給したいんだ。

糖・脂・塩・辛

そしてそういう時は、牛肉系とかで辛くて酸っぱくなくてなんかサラサラしてるやつが良いです。ポークビンダルーみたいなすっぱいのとかは心と時間に余裕がある時がいい。

 

これまでの自分的にはセブンイレブンの金のカレーがアクセシビリティ、コストパフォーマンス的には一位だった。でもご飯が少ないんだ。

それにイートインできなければ、いつでも食えるとは言えない。

 

そこで、最近は松屋のオリジナルカレーが良いです。

さすがはチェーンなのでアクセシビリティ的には申し分ない。

ハンバーグカレーとかカレギュウとか、バリエーションが有るのもいいし、松屋のキムチが美味いことに気付いたのでたまにキムチも付け合せで食うなどする。

肉は確実に金のカレーのほうがすごい(っていうか松屋カレーには肉と呼べるような個体は入ってない)んだけど、スパイス的には松屋がいいです。たぶんほぼ胡椒だと思うけどね。

ダメなのは皿がおもちゃみたいなところくらいかな。

 

神田の欧風カレーとかすごい好きで、金ないのに予備校時代に色々食べてみました。1500円とかして、その価値があると思える味だった。

ただ、もし仮に松屋のカレーがフラッと入ったおしゃれな喫茶店できれいなお皿に盛られて出てきて、600~700円くらいだったら、たぶん俺は

「めちゃくちゃカレーがうまい最高の喫茶店を見つけた!」

と周りに言ってしまうと思う。

松屋が最高に美味いなんて言ったら俺の舌の信頼は地に落ちるかもしれない。

でも市場価値ってそういうものだと思う。

そもそも世の中のメシの値段や価値は美味さで決まってるわけじゃないからね。

フォアグラより卵かけご飯のほうが好きだし、

数の子よりアイスクリームが安いのおかしいと思ってるもん。

アイスクリームの会社って本当にバカだと思う。

みんな「せーの」でMOWとかの値段300円くらいにしても、絶対文句言いながら買うと思う。タバコと同じで。アイスクリーム食わないとか無理じゃん。

ホント、アイスクリームの会社ってバカ…。

でもそういうバカ正直なところ俺はきらいじゃないよ。

俺はMOW好きだよ…。

*1:作り方:サラダ油は入れたほうが良い。フライパンで豚バラを炒める。脂が出たら薄めに切ったレンコンを入れて炒める。塩コショウして、ケチャップを入れる。料理酒も入れて飛ばしてもい。酸っぱさがなくなってきたら好きなカレー粉を入れる。塩を足す。なんか物足りなければ塩を足す。水をちょっと少なめに入れるとこだわりの店っぽさが出る。カレールーを使わずにカレー粉だとなんか偉くなった気がする。

UCHI-WA 2049(SF小説)

「おい、なんだこりゃ?」

遠くで同僚のベンが叫んでいた。茶色いローブを着た老人の手には円形の何かが握られている。

僕は、なんだっけ、と呟いた。小さな声だったが、それはベンの耳に届いているはずだ。

 

2020年代初頭にあるソフトウェアが爆発的に流行した。i-Talkと呼ばれるそれはウェアラブルデヴァイスにインストールすることで、マイクから拾った発話音声を接続されたイヤホンに伝達する。その過程で使用者の設定した、好きな語尾を付けたり、音程に音声を加工する。最初はそれだけの機能だった。

ジョークグッズとしてしか使用できない程度の、機能的にも技術的にも未熟な製品だった。

でも改良を加えられる度にその精度と機能は異常なスピードで増していった。そして、意味だけを保持したまま、いくらでも自由にその言語表現や声色を変えられるようになった。

それは魅力的な商品だと、人々はすぐに気が付いた。なぜならそのアプリをオンしているだけで、誰もあなたのことを蔑んだり、罵倒したりすることがなくなるからだ。全ての上司が優しい言葉をかけてくれる。同僚の差別的な言葉や下品な冗談も、もう聞かなくていい。あなたのこれまでの言語入力履歴や、これからの発話データを元にアプリは進化し、あなたの好きな言葉だけの世界にあなたを連れて行ってくれる。待っているのは、完璧な人間関係だ。

 

その中毒性に人間は抗えなかった。

多くの人々が、スイッチを入れたが最後、何があってもその妄想Skypeのスイッチを切ろうとしなかった。イヤホンをつけていない人間を見ることはなくなった。そのうち、視覚的な情報との齟齬を解消するために、i-TalkはARグラスにより現実の外観まで加工するようになった。お互いの聴こえてくる発話内容と、表情の間に矛盾が生じることはなくなった。嫌いなものを見ることすら必要なくなった。

これまで僕らは、自分の目や、耳を、世界に裸同然で晒されていた。

受信器官を自衛するための道具を、人類は初めて手に入れたのだ。

 

事態を重く見た国は開発会社を管理することにした。その頃には人間はこのアプリケーション無しには他人と会話出来なくなっていた。心理的外傷を避け続けた使用者たちは、もはや少しの精神的なショックにすら耐えられなくなっていた。i-Talk常用者の自殺が相次いでいた。

つまりは、国民の精神安全を民営企業だけに任せてはおけないという名目だったと思う。その結果のインフラ整備が皮肉にもi-Talkの普及を完全なものにした。

実際にはそれがプロパガンダや国民の監視を目的としているということは殆どの者が気付いていたが、僕たちにとって他人の思想や感情なんてものは既にどうでもよくなってしまっていた。

閉じた世界に生きる全ての人間が、コミュニケーションを外注することによって衝突しなくなっていたからだ。

その代わり、今では多くの人々が、友人や妻の本当の声、口癖、顔すらも知らない。

 

僕の仕事はごみ分類だった。社内の地下の処理施設に運び込まれる言語的衝突を招く収集物を分類する。どうやって収集されてきたものかは分類担当の誰も、知らない。分類された後は、解析部門に回され、今後の言語清浄化プログラムのデータベースとして蓄積される。その後、調査品は廃棄される。

これらは精神汚染廃棄物とも呼ばれていた。所謂、旧時代に作られた音楽や、絵画や、映画など、言語との境界が曖昧なせいで音声や映像面の処理によってそれらの「野蛮な」心理的影響を完全に取り除くことが難しい芸術品。放射性物質よりも速く人を傷つけ、ドラッグよりも深く人の心を蝕むもの。無差別で攻撃的な言葉は簡単に人を自殺や鬱に追い込む。だから我々はこれらのごみを長く見つめてはいけないと言われていた。

 

「アジアの国の道具だよ」

ふと思い出して僕はベンに言った。遠く離れているベンの顔も、声も、i-Talkウェアラブルデヴァイスの助けで目の前にいるように感じる。でも、僕は彼の本当の名前すら知らない。ベンは僕が小さい頃好きだった映画の登場人物から取った名前だ。今では禁止されて観ることができない映画。 同僚のことをなんと呼ぼうと、僕の脳を読み取ってi-Talkが相手に真の名前に変換して呼びかけてくれる。ベンに聞いたら、「俺はみんなをディズニーキャラの名前で呼んでいるし、みんなもそのキャラの声で返事をしてくれるんだ。ちなみにお前は今下半身が戦車のドナルドに見えている。」と言っていた。

 

僕は続けた。「確か、うちはらう、という言葉から来ている名前なんだ」

遠い昔に母が教えてくれた言葉を、もう今は正しく思い出せなかった。削られて削られて残った芯の、意味の部分だけが、記憶の中に横たわっている。

「ふうん、変な絵が書いてあるぞ。」

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僕は差し出されたそれをじっと見つめる。

なぜか、その絵には引き込まれるものがあった。

表面には古い時代のだが、まだ解析できそうなコードが書かれている。多くの旧時代のwebサイトは言語清浄化で閉鎖されたが、以前ここで隠れて拾った膨大な記録メモリからアーカイヴを見つけていた。そこに保存されているかもしれない。

あまりに僕が集中しているのでベンは怪訝そうな顔をしていた。「あんまり清浄化されていない文字を見つめすぎると頭に影響があるぞ」彼はそう言って分別作業に戻っていった。

ベンが気づかなくなるほど遠くに離れたのを確認して、ウェアラブルデヴァイスでコードにアクセスした。もちろん、不正行為だ。ここにあるごみについて、僕らは一切記憶することすら許されていない。

思った通り、それは音楽データの格納場所のようだった。

 

僕は無意識にi-Talkの電源をオフし、加工せずに音源データを聴いた。自分でもそんな危険なことをする理由がわからなかった。

ただ、そうしたいと感じたのだ。

 

それは、不思議な音楽だった。人種も、文化も、全てがツギハギで、統一性がなかった。何の思想も感じない。粗削りなのに老けていて、ただ、やつれた陰だけがそこにあった。うるさいほどの叫び声も、陰鬱な朗読も、インチキ臭いリズムも、全てが珍しかった。だが、同時に懐かしかった。

肌に突き刺さってくる、感情が。

心臓が早鐘のように鳴っていた。

 

昔、妻と一緒にi-Talkのスイッチを切ったことがある。別人のようになった女性が目の前に現れ、聞きなれない声で会話をしようとしたが、相手が何を話しているのかほとんど聞き取れなかった。声の大きさも、発音も、話している内容も、受け取ろうとする全てに掴みどころがなく、手の平をこぼれ落ちていくようだった。女は怯えた顔をしていた。スイッチを入れるといつもの妻がいた。感想を聞くと妻は「ただ、恐ろしかった」と言った。

世界が?それとも僕が?

僕は聞かなかった。

スイッチはそれ以来切っていなかった。

 

気付いたら音源データは全て聴き終えていた。ウェアラブルバイスにアラートが表示された。

「精神汚染反応を確認しました。安全のため、専門のスタッフが到着するまでその場から動かずに待機してください」

僕の動揺を測り取ったのか、ベンが通報したのか。それはわからない。

だが、処理チームが来るまでに、この音源をもう聴き直す時間は十分にある。

そう思った。

 

 

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同窓会を思い出し、牛丼屋のおばあさんの手作りカレギュウを食おうとした話

「牛丼を自分で作った方が良い」とか独身男性に喧嘩を売ったツイートが流行っていますね。

内容とか以前に、単純に「聞こえますか…」のレシピ公開コピペに飽きてたフラストレーションのはけ口になってしまったのかな?と思うがどうだろうか。どうでもいいか。

結果として牛丼チェーンを見直す動きが出ているようだ。

原価とか労力とか時間とか味とか。

そんなことよりただ「食いたい」と思う。

俺は自炊派と非自炊派の終わることのない議論には参加しなかったが、牛丼は食いたくなったので松屋に行った。

今日は年明けの出社一日目だが残業で既に疲弊して飯を作る気力がないのだ。

 

近所の松屋にはおばあさんが働いている。

ライブのあと、終電近くになってから寄るといつもいる。おばあさんなんだから早く寝てほしい。

当然、おばあさんが出すのでなんとなく手料理感が出る。シチューとかクッキーもなんちゃらばあさんの何とかみたいな名前のやつがあるのでこれは人間の共通認識だと思う。家で飯を作るより外注するほうが楽な時代が進めば、ババアの作る飯は旨そう、そんな常識はいつまでも続かないかもしれない。

でもなんでもかんでも外注する俺達が悪いのだろうか?

単純に残業して飯を作る暇もないようにさせる、管理者が悪いんじゃないのか。

いや、今は誰かを責めるより、腹が減っている。

 

こうして俺は松屋おばあさんの手作り牛めしを食いに来たのだ。

あれ?いないじゃないですか…

券売機の前で立ち尽くす俺。

ここで俺の仕事の疲れと、あと年末年始の同窓会でのちょっと悲しい感想を並べて、おばあさんの手作り牛丼を食べて「明日からも頑張るぞEND」にしたかったのに、この日記の続きはどうするんだ。

たぶんおばあさんは疲労した会社員(しかも俺がライブ後に見かけるということは土日出勤)に癒やしを与えるゴッドマザーババアなので、深夜勤務なのだ。

ちゃんと寝てくれよ。

 

手作りじゃないならいいや、と思いカレギュウにした。カレーの横に牛丼の肉が載ってるやつだ。

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俺はみんなと同じでカレーが好きなのですが松屋のカレーは結構美味いと思う。ちゃんと苦味とか、あと色々と味があるのだ。牛丼じゃなくてカレーの方なら自炊して家でたくさん食いたいと思う。たまに血迷って牛肉と混ぜて食ったりもするけど、牛丼用の甘い肉とカレーは全然合ってない。だが俺はカレギュウが好きだ。両方食えるというのが大好きだからだ。

俺は「でも590円って高いよな」と思ってからまた悲しくなった。同窓会の高収入な皆はそんなこと思わないだろうな、とすぐに思い出したからだ。はい、やっぱり回想はさせてください。まだ1000文字目なんで。

 

ところで、正月の帰省というのは普段とはだいぶ異質なシチュエーションだ。

年末年始はテレビやらラジオやらで特にその年のヒットソングを歌うアイドルとか人気のお笑い芸人とかが何度も何度も現れる。

正直、あまり好みじゃない歌とか、笑えない一発芸とか、そういうのをフォアグラ製造中のアヒルの如くひたすら流し込まれ、「えっ、お兄ちゃんこれ知らへんの?(TV見てないアピールとか今時流行らんで)」と妹に驚かれるのが正月のイメージ。

 

だが、それが必要なのだ。

文句を飲み込み、落ち着いた表情で全てを受け入れる。

一年に一度、自分が選んだTwitterの世界や、オフィスや、ライブハウスの狭い世界から這い出て、少し広い世界を覗いてみる。

そうして、スポーツ選手とか、天皇とか、星野源とか、そういうよく知らない人がなんかをやっていることをちゃんと把握することで自分中心の考えをやめ、リセットする。

それはなんか大事なことだと思う。

 

でも今年、実際にその時を迎えてみると俺は割と耐えることができなかった。

去年までと違って俺は仕事の不安を抱えていた。

休みが明けたら仕事が始まる。

無茶なスケジュール、仕事量。

今こんなことをしていていいのだろうか…。

俺はコタツに入って「Excelの作業効率が100億倍にアップする10の設定!」みたいな感じのアフィリエイトブログをたくさん見て、ひたすらURLをメモし続けた。

年明けの仕事が少しでも速く進むように…。

焼け石に水だ。だけど何かをしないと不安だった。焦燥感ってやつ。

あとは単純に、年末年始以外も全然居心地が最悪な会社にいるため、もう不快な思いをこれ以上しても飽和して何も学び取る余裕がないというそもそもの問題もあった。

文句なんて毎日飲みこんでるんだよこっちはよう。

無意味なメモがたくさん溜まった。

年が明けた瞬間にテレビを見ると大きな柴犬の顔が映っていて「おつかれさん」と言われた気がしたのでその日は寝た。

 

と言うわけで同窓会も乗り気がしなくなっていた。

そんな中で、実際に行ってみて、俺はみんながもう周りなんかどうでも良くなっていることに気がついた。俺が私服(周りは皆スーツなのに俺だけライトオンのセーターとジーンズだった。前日まで知らなかったからだ。)でいても、ちょっと突っ込まれて終わりだし…まあそれは最初から俺のことなんてどうでも良い人が大半なんだけど…ずっとなんかどうでもいいよって顔をしている気がした。

ただただ、年収だけ何となく伝わってきたのが俺はしんどかった。

高校の時にもっと喋れる人を作っておけばよかったのかな。

でもそんなことは無理だった。

俺は最近コミュ力がちょっとだけ上がって、平均レベルに達している気がしていたが、もうこのタイミングの同窓会ではそんなものは要らなかった。知らない人と新しく交流するなんてムードではなかった。昔の友達にあいさつ回りして終わりだから。もうこの先には何も続いていないから。皆は帰って頑張ることがあるのだ。

二次会も無く俺は数少ない仲の良い友達と喫茶店でケーキを食い、反省会をして帰った。

 

帰り道、こないだのレコーディングの音源が上がってきたので確認した。

 

良かった。

良い。

ドラムはまだ下手だけど。

 

横浜に帰って、俺にも頑張ること(会社以外に)があってよかったなと思う。

ババアまた牛丼食わせてくれ。

 

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Amazonビデオのドラマが見たい話

正気を失ってきた。

これをスマホで書いている今の俺のことだ。

 

年末にも関わらず無理なスケジュールの仕事を与えてくる上司のせいで毎日毎日、残業続きだ。どんどん周りが転職していくせいで人が足りない。それで「これ、明日までに出来る?」とグループの垣根を越えて違う上司から違う仕事を投げつけられるようになった。風通しの悪い職場が良いな…と思いつつ泣いていると更に偉い奴からは「有給を取得するように」と高度な煽られ方をする。「いくら残業しても間に合わない」と嘆願しているのに、また違う上司には飲みに誘われ丁重にお断りした。

これで仮に飲みに行って次の日「間に合いませんでした」って言ったら違う先輩に「じゃあどうするの?」と言われるのだ。

俺は常々陰で言うのだが会社員というのはポケモンのようなものである。上司の仕事というのはマネジメントで、つまりポケモントレーナーだ。俺達ポケモンをどの順番で出して、どの技を使うか、命令コマンドを考えるのが仕事なので、当然、高い給料をもらっている。

俺がピカチュウで「いや、あの、これ相手地面タイプなんで…かみなり効かないですけど…」と言ってもトレーナーが「え?じゃあどうするの?」と聞いてきたら俺は泣きながらかみなりを使って敵にやられるしかない、そんなおかしな仕組みが現実が既にある。俺は「会社が会社員に求める自立心とか自己管理能力を完全に身に付けたら、会社なんて要らないよな…」と思いつつ今日も働く。ピカチュウが自分で何するか判断できたら、独りで生きていけるが、結局のところ彼らは皆ボールに縛られている。俺は金とリスクかな。

 

2001年宇宙の旅」のロボットHALが矛盾する命令に耐えられず気が狂ったように、俺の脳からはいつの間にか煙が上がっている。この日記は次の日曜、つまり大晦日に更新する予定なのでその頃には俺は正気に戻っているだろう。

大晦日は休みだから。

きっと実家のこたつでみかんを食っていることだろう。

けれど今の俺にはこの今しかない。

そしてこの今、世界の中心で俺は完全に心が死んでいた。

 

残業が何時間だとか今何時に帰っているとかそんなことは書かない。俺より幸せなやつや酷いやつがいたところでなんの気休めにもならない。奴隷同士が集まると、首輪の自慢をするという。最初は己の不運を嘆いていたのに、そのうち俺の首輪の方が質が良いと張り合うという訳で、何と呼んでも奴隷は奴隷のままだ。

 

俺は夜の帰り道、1人毅然と「残業くたばれ」と唱え続けた。

それを見て残業はただ静かに笑っている。

俺はそれでも懸命に「くたばれ」と唱える。

残業は何も言わず微笑んでいる。

そのうち俺は何も言えなくなった。

俺は敗北した。

 

俺は自分を憐れむことにした。

今日の俺はセブンの冷凍野菜肉(100円)を炒めて食って寝よう。しんど過ぎると美味しいものを食べようという気力すらなくなる。シンガーソングライターは苦しみを歌詞に昇華させるだろう。だがギターは手元になかったし、弾けないし、帰ったら早く寝ないと明日も仕事がある。そのため、社畜にはシンガソングライトはできない。原理的にする暇がない。

 

そのため社畜は消費活動に勤しむ。

すなわちご飯を食べながらテレビを見る。

 

昨日はブサイクなアスリート(と番組内では紹介されている)が化粧で美人(と番組内では紹介されている)になるのを見た気がする。

今日はデブ芸人(本当に太っている)がダイエットで痩せ芸人(と番組内では紹介されている)になるのを見ている。

俺は「MR.ROBOTが観たいなあ」と思った。

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MR. ROBOTは大変面白い。

MR.ROBOTはAmazonビデオで公開されている海外ドラマだ。タイトルがちょっとかなりダサい以外はとても良い。主人公は正義のハッカーです、という説明を読んだ時は観る気が全然しなかったが気紛れに観てみたら全然そういう話じゃなかった。マトモなやつが一人も出てこなかった。

映像とか音楽のセンスとかも良いし、あとセンスとか良いなあと思う。

Amazon会員じゃねえし!」という人はAmazonビデオの為にAmazon会員になったらいいと思う。俺はそれで月400円払っている。昔のポケモンとか全部観れるし。

 

そのドラマをポテチを食いながらだらだらプロジェクターで観るやつをやりたいなあと思った。ドラマは1話45分くらいあるので通して見るにはまとまった時間が必要だ。ダイエットは途中でやめても先が気にならないけど、FBIをハッキングしてる途中でやめたら次の日仕事にならない。

第3シーズンが最近始まったので早く観たい。俺はこれを1年は待った。第2シーズンは主人公のエリオット(うちのバンドのボーカルと顔が似ている)がドラッグをやって吐いてたら終わってしまったので、ちっとも話が進まなかった(面白かったけど)。

 

海外ドラマ面白いなーと思ってウォーキング・デッドとかも見たけどMR.ROBOTの方が好きだ。たぶんマクドナルドとかスティーブ・ジョブズとかをすぐけなすから好きなんだと思う。俺は馬鹿な大衆なので権威を難しい言葉で非難するのを見るとすぐRTしてしまう。

 

MR.ROBOTをみんなにも是非観てほしいなあ。主に映画好きな人にオススメだ。色んな意味で。感想を話し合いたい。まあ、そう言っておいて話す機会は絶対来ない。

俺は風呂に入って寝る。明日も仕事だからだ。

 

[12/30加筆]

無事、休みになったので今日はMR.ROBOTを観ながら麻婆豆腐を食うことが出来た。俺はしょうきにもどった!ニコニコしながら観ていたらめちゃくちゃ人が死んでいて怖くなってきた。

 

 

 

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