たぺログ

Emily likes tennisという日本のバンドのドラムが書くブログ

いきなりステーキに行こう、という話

肉は俺たちを救ってくれる。

会社の忘年会では救われない。あれで救われるのは管理職だけだ。

2017年の漢字は「肉」だ。

2018年の漢字も「肉」だ。

年号は「レア」が良い。

 

いきなりステーキは旨い。実際のところ。

知っとるわ!と言われても俺はそんなに知らなかったのでしょうがない。俺はにわかいきなりステーカーだ。

渋谷で初めて食った時は何じゃこれ硬い!と思ったのだが、あれはどうやら焼きすぎだったらしい。俺が悪いのか、店が悪いのかはわからないが、もうどこの店が美味いとかそんなことはどうでもいい。家の近所に良いいきステを見つけたので、もうこれからはそこにしか行かないからだ。いきなり平日に食えるから「いきなりステーキ」なんだよ。店によっては夜にワイルドステーキ(貧者の肉)が食えないらしいので恐ろしい。ワイルドステーキくらい安い肉が食えないならいきなり行くような勇気も出ない。
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これがワイルドステーキ。

あと体力ないので椅子がない店も無理です。俺がドラムをやってられるのはライブの時間中ずっと座っていられるからだ。

 

先週、ボーナスが入ったし、まあ別に、どうせボーナス入ろうが入らなかろうが奨学金返さないといけないから食うのは一番安いワイルドステーキなんだけど、それでも贅沢しようと思って、みんな大好きいきなりステーキに行った。学び直しなんて制度やらないで奨学金を無償化してくれればもっと良い肉を食えるのだが…。

 

最近は仕事が大変だった。

会社でずっと放置されていたせいで誰も動かし方を知らない機器があって、それを動かせるようにしないといけないのだ。なんのアテも無いくせに納期もキツかった。社内での呼び名を使うと社バレするので取り敢えずキングゲイナーとするけど、キングゲイナーはソフトだけが新しく開発された。しかし誰も動くかどうかは知らなかった。わかりやすく言うなら、犬の体に進化した人間の脳みそを入れてみたんだけど、どうかな?ってことだ。

誰も動くかどうかなんて分からなかった。脳みそが死んでる可能性もあった。

製造者は会社を辞めていた。俺だって辞めたいよ。

だが何週間も残業して、色んな当時の人達に聞いて、脳みその色々なところに棒を突き刺したりして、遂にキングゲイナーは動いた。パッと表示が出た時、俺はみんなが帰った実験室で一人叫び声を上げて椅子から転げ落ちた。キングゲイナーは無理矢理犬の体に閉じ込められて、それでもなんとか生きていた。

「ウワー!」

シンゴジラ高橋一生みたいになった。

「ウワー!ウワー!」

そして、

「今日はいきなりステーキだ!」と思った。

キングゲイナーを適当にその辺に投げて俺は退社した。

 

いきなりステーキにいきなり行こうと思った日は景色が違って見える。

いつもは陰鬱な通勤電車も、いきなりステーキへのレッドカーペットのようだ。

赤は生肉から滴る血の色だ。

シャカシャカうるせえチンピラのイヤホンも、「ああ、きっとお金がなくて安いイヤホンしか買えないんだなあ」と哀れみの気持ちで見れる。早く500円くらいでカナル型のが買えるといいね。俺はそれより高いワイルドステーキを食べるけど。

 

LINEでいきなり「いきなりステーキ行かない?」と誘ったにも関わらず近所に住む大学時代の友達も「いきなりステーキ行くぜ!」とのことで、一緒に行った。奇しくも友人はいきなりステーキ連続3日目であった。

 

付け合わせの野菜は無料で変えられるのだがコーンをじゃがいもにするのをその日は忘れた。まあいいだろう。俺は笑顔だった。

 

俺はワイルドステーキ300gが来た瞬間にステーキソースをいきなりぶっかけた。俺は文明人ではないので肉はレアが好きだ。いきなりステーキでは出てきた瞬間にいきなりソースをぶっかけることで鉄板の温度を下げ、レアのままで喰うという野蛮なメソッドが存在するのだ。めちゃくちゃソースが跳ねて俺は体中を火傷した。紙エプロンで覆えばよかった。これではどっちが腕でどっちがステーキかわからない。それでも俺は笑顔だった。

そこに肉があるから。

そして俺は野蛮人であると同時に現代人なので腹が弱い。だから牛肉でしかレアは食えない。この機会を逃してはならない。

俺は食った。

ここぞとばかりコーラも飲んだ。

 

こんだけいきなりステーキへの愛を語っておいて俺は肉マイレージカードを持っていなかった。なぜならいきなりステーキを愛しすぎるが故にいきなりステーキに行き過ぎてお金と健康な体を失いたくなかったからだ。俺は自制心がない。

 

俺はステーキにジャブジャブとソースをかけるし、おろしニンニクもクソほど入れるから、絶対に体に良くないのだ。あと正直、スーパーで買って家で肉焼いたほうが安いし…。

だがこの日の俺は違った。もういいや、と思ってしまった。一線を越えた。

俺は肉マイレージカードを作った。

 

きっとコイツは、すぐにゴールドカードになるだろう。

俺は苦しみの数だけいきなりステーキに行くから。

涙の数だけ強くなれるのは、泣きながらいきなりステーキに行くからかもしれない。

 

かつて、いきなりステーキに対して不信感があった。

あれは金持ちが行くところだと思っていた。

だってただでさえ一回2千円以上は絶対使うことになるのに、奴らは高い肉を400gとかガンガン分厚く切って焼いているんだぜ。

二郎にはホームレスみたいなデブがたくさんいるけど、いきなりステーキには与沢翼みたいなデブがたくさんいるなあと思っていた。

 

でも彼らも、僕や与沢翼と同じで悲しいんだろうなと思った。

悲しいから肉を食べるんだろうな。

 

スピッツは愛はコンビニでも買えると歌った。

2千円で買えるなら安いものだ。

僕達は肉を噛み締めた。

肉も僕達を平等に抱きしめた。

金持ちも、デブも、にわかも、社畜も。

僕達はみな、肉から生まれた、肉の塊だから。

そして僕達は心で泣いた。

 

みんなで泣きながら食う肉はαγάπη(アガペー)の味がした。

 

 

 


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 年明け最初はこちら。俺達、YOIMACHIファミリーになれたのかな?

 

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企画。迫ってきました。オワリカラ解禁効果で予約増えております。お早めに!

ちなみにぴあで予約すると特別な動画が大量に見れるので是非ぴあで予約してください。

http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1751798

 

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 新曲はめちゃくちゃすごいです。

 

購入して2年が経ったけどプロジェクター良いです、という話

 

プロジェクターを買いたい

僕の家にはプロジェクターがある。

2年前、就職して最初の冬のボーナスで買った。

ずっとデカいテレビが欲しかったのだが、デカいテレビは何十万円とかするし、場所も取るので嫌だなあと思っていた。

そこで「プロジェクターっていくらなんだろう?」 と思って調べたら意外と10万円内でも買えることがわかった。(それでも高い買い物だけど…)

 

家のプロジェクターで映画とか見れたら最高じゃん!と思い、電気屋などに観に行った。なんせ高いし周りで持ってる人いないしで慎重になった。

 

T-DRAGON、プロジェクター専門店へ行く

会社帰りにプロジェクター専門店にも寄った。店内にはプロジェクターが1万個くらい置いてあってヤバいなーと思った。するとホテルのコンシェルジュですって感じの執事のお兄さんが話しかけてきた。

「どういったものをお探しですか?」

僕が予算を伝えると「そういう(貧乏人向け)のは置いてない」とオブラートに包んで言われた。

「(オブラートに包んで)クソして寝ろ」と言われたので「いつかまた来ます(もう来ません)」と言った。

お兄さんは色々アドバイスとかしてくれたので実際には良い人だったけど、こんなべらぼうに高い物をジャブジャブ買える人間が世の中にはいるんだなあ、とびっくりした。そしてきっとそんなに設けてる奴らって全員悪い奴らなんだろうなあと思ったりした。

社長は全員地獄に堕ちるんだろうなあ。

 

プロジェクターを買った

でもそこからプロジェクターのことしか考えられなくなった。会社にいる間ずっとプロジェクターのことだけ考えていた。休み時間中はずっとスマホでプロジェクターのことを調べていた。そして気付いたら注文していた。郵便局に届いた瞬間配達を待たずして受け取りに行った。自転車のカゴにプロジェクターを突っ込んでワクワクしながら帰った。

こんなに楽しみな買い物は久しぶりだったと思う。

就職しても社食以外は何の楽しみもなかった人生。家で設置も何もせずに電源だけ繋いで壁にホーム画面が映った時は「うわー!」と言ってしまった。

なんせ自宅に100インチの画面が現れたのだからしょうがない。大学生の頃に手に入れていたら、たぶん人生が終わっていただろう。

俺はそのホーム画面をルーベンスの絵のように数分見つめてからその日はそのまま寝た。

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駅前のヨドバシで展示品で見た時は、あまり明るくないと思ったが、実際に自宅で部屋を真っ暗にして投影してみると液晶画面とほとんど大差なかった。

これは人を呼んで見てもらった時も言われたのでたぶん客観的にもそうだと思う。

映像用のプロジェクターは結構明るいのです。

会議用のとは違いますよ。

 

買ったのはこれ。 

選んだ理由は

・値段(10万円前後に出来れば抑えたかった)

・明るさ(一つ前の古い機種もあったが、明るさが上がったと聞いてこっちにした)

・画質(フルHD

・ブランド(海外の低価格品は故障対応がクソだとコンシェルジュに聞いた)

のバランスで選んだ。

 

追いシアターセット

あとウチにはスピーカーもなかったのでシアターセットというのも買った。

5.1chである。5.1chって皆さん意味知ってますか?5個のスピーカーと1個の低音スピーカーって意味らしいですよ。じゃあ5+1chでよくない?よくわからないですが0.1chという概念があるらしいのでこれが正しいのだ。

これは安物のやつを買った。HDMIケーブルというすごいケーブルがつながればなんでも良いのだ。俺はバンドをやっているけど、音質なんて正直よくわからないので全然こだわらなかった。

しかし、FPS(人を殺すやつ)系のゲームをやると、背後から銃声が聴こえるので怖くて良いです。5.1chおすすめです。

 

あとニトリでソファも買った。PS4も買った。これで完璧だ。

俺は冬のボーナスを完全に使い果たし、Amazonビデオルームを手に入れた。

 

母が一度実家から様子を見に来たことがある。

俺が真っ暗な部屋で大画面に映ったスターウォーズのエイリアンを撃ち殺しているのを見て「アンタ大丈夫?」と心配された。

 

2年経ってどうか

10万円なんて正直失禁するくらい高いと思うけど、俺は後悔してない。

なぜならいつでも映画を大画面で自宅で観れるからだ。ぶっちゃけ新作以外、映画館行かなくてもいいじゃんってくらい満足している。

スターウォーズとか古いやつは全然劇場でやらないからね。

まあでも最近残業しすぎて全然映画見る暇とか無いんだけど…。

でも仕事をしないと家に住めないし、飯も食えないんだから悲しいよ。

ボーナスでソファやらなんやら買っていると、なんだかファイトクラブを思い出してしまった。俺たちは生活の奴隷だ。

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どうせ見る暇がないなら買っても意味がない

そう、当たり前だがそもそも買っても見る暇がない人にはおすすめできない。 

いやまあ例えば「うち、プロジェクターがあるんだ〜」と自慢したいが為に買うのは全然いいと思うんですけど。

会社の人にボーナスで何買ったか聞かれて「プロジェクターを買った」と答えてからは「コイツの家、プロジェクターがあるんだよ!な!」と毎回のように言われるようになった。これは会社の上司が悪いんじゃなくて、他に何の特徴もない人間である俺が悪いんだと思うけど、そういうリスクも有りますので会社では言わないようにしましょう。

俺達は生活の奴隷だ。

 

俺達は生活の奴隷だ

Amazonビデオを毎日見て暮らせればいいのに、あと週末にスタジオ練習とライブが出来ればそれでいい。俺はマイホームも車も別にいらない。

でもプロジェクターを買ってしまった時点で俺は会社に囚われてしまったのかもしれない。毎日法律の範囲内で残業して法律に違反しない安い給料でこき使われて、「次のボーナスまでは頑張ろう」って思って寝る。

勘違いするなよ。ボーナスってのはご褒美じゃなくて、給与を会社が借りてるだけだからな。俺達から借りてた金を後から返してるだけだからな。ちゃんと分割して給与に載せろよ。あと18時になったら電気を一旦消すのを止めろ。どうせ誰も帰ってねえだろ。

 

俺は取り敢えずこないだのボーナスで、いきなりステーキに行きたい。


Pixies - Where Is My Mind (Official Video)

 

 

 

 

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一番近い日程のライブ。22時以降が出番ですのでスターウォーズを観てからでも間に合いますよ。

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年明けの企画ライブ。正直、最高傑作じゃないかってくらいの新曲まみれなのでクソおすすめです。

 

 プロジェクターについて購入者からのアドバイス

Q:スクリーンって要らないの?

A:壁が白ければ無くても平気だよ。でも画質に拘るならツルツルの面の方がきれいに映るよ。もし壁がないって人はニトリの遮光カーテンをスクリーン代わりに使うのが場所も取らなくて良かったよ。

遮光ロールスクリーン チェーン式(ドルフィン) | ニトリ公式通販 家具・インテリア・生活雑貨通販のニトリネット

間違って茶色を買うなよ。

 

Q:プロジェクターの設置って穴空けるの?

A:一番いいのは天井にぶっ刺す方法だけど、空けなくても出来るよ。

 床においてもいいけど、間に物があると遮られるので高いところに置きましょう。

 俺はメタルラックに乗っけてます。高さはちょうど画面の上端位置まで必要。

 高いところに置くなら、プロジェクターは逆さにして設定で画面を上下反転させましょう。

 

Q:テレビと比べてのデメリットは何?

A:

・テレビチューナーついてないからそのままじゃテレビは見れないよ。

・ファンの音がするよ。でも俺はスピーカー付けるから気にしたことない。

・テレビよりは場所を取らないけど設置によってはそうでもない。

・スピーカーも買わないと本体のスピーカーはショボい。

焦点距離というのがあって、壁までの距離で画面のサイズが変わるよ。

部屋のサイズを考えないと、設置の位置が限られてしまうかも。

先に説明書を検索して計算しておこうね。

↓これは僕が買ったやつのスペックです。全部同じ機種ですが、設置場所で画面の大きさが変わるのです。

100型(インチ)にしようと思ったら2.7~3.2m離さないといけないということ。近すぎ、遠すぎもダメです。

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 ちなみに超短焦点と言ってほぼ目の前で映せるやつもある。予算と画質の兼ね合いが取れたらかなり便利だと思います。

 

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 画質荒いのが多いかもしれない。




 

昔、脳波測定されて1万円もらった話

モニター協力(後述)には守秘義務がありますが、そもそもこの物語はフィクションです。実際の団体とかとは関係ありません。また、大したオチもないけどブログを読んでほしいというただ一点のみで書いたのでよろしくお願いします。

 

大学生の時に友人の「楽に稼げるぞ」という怪しげな言葉に誘われてポイントサイトに登録した。

ポイントサイトというのは登録するとメールでアンケートが送られてきて、それに答えるとポイントがもらえる。そしてポイントが貯まると換金出来るというやつだ。ボタンを押したら金が貰えるのだ。

とにかく金が無かった家賃2万円の学生時代、僕はホイホイ登録した。最初の頃は僕も真面目にアンケートに答えていたのだが、一度に貰えるポイントはせいぜい10円分程度。主に主婦とか学生が暇つぶしに小遣い稼ぎするためのしょっぺぇサービスでしかなく、何時間も費やして得た500円分のポイントを換金してすぐに辞めてしまった。僕は金がないうえに忍耐もなかった。

 

だが、同じサイトのモニター募集とかには応募していた。

モニターはネットのアンケートと違い実際に会場などに赴き、飲食物やゲームアプリなどを体験してそのアンケートに答えるものだ。アンケートという体裁である為、給与ではないのだが謝礼として2時間程度で8千円もらえた。治験と似たようなシステムである。交通費を差し引いても最高に割が良かった。ネズミやヤモリと同居していた当時の僕には8千円は大金だった。

 

モニターの内容は全て基本的に楽勝だった。フライドポテトを四種類くらい食べて「さっきの方が美味かった」「こっちの方が香ばしい」とか適当なことをほざくだけで金がもらえた。あとはペットボトルのラベルを見比べてどっちが良いとか。金がなくてコンバースしか買わないのにスニーカーのデザインの批評もやった。マジックミラーのある部屋でナイキよりアディダスが好きだとか適当なことを言ったりして帰りにラーメンを食った。

あまりに楽なのでバイトするのが馬鹿らしくなり、メール通知が来る度に全て応募し、バイトがある日と被れば嘘をついてでもバイトを休みにして行っていた。大学の研究なんて金が出ないしクソ喰らえだった。

 

そんなある日、謝礼1万円のアンケートに当選した。応募しても10回に1回も当たらない為、どのアンケートだか全く覚えていなかったが、なんせ2時間で1万円なので喜んでOKした。

指定の場所は普段降りない駅徒歩数分の高級住宅街だった。地図のとおりに歩くと金持ちが住んでそうなデザイナーズ一軒家があった。呼び鈴を鳴らすと、なんかネイルの店とかしてそうなお姉さんに地下に案内された。何人かすれ違うので人がいるのはわかるが、全体像が分かりにくい入り組んだ構造の建物だった。

地下にはよくわからない医療器具らしき白っぽいマシーンと、奥に大きなガラスの窓を挟んでコンクリート打ちっぱなしの部屋があった。

これから脳波を測定する、と潔癖そうなお兄さんに言われた。えっ?これから脳波を!?と思ったがよく考えたら募集のメールにも書いてたし電話でも言われた気がした。

 

余談ですがミッキーマウスがヤバいアルバイトで騙されて脳の手術を受けさせられるアニメは面白いです。僕は定期的に観ています。


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持病などの再確認が有り、頭皮の至るところにクリームを塗られた。冷たくてヌルヌルして気持ち悪かった。そしてよく映画とかで超能力者が実験される時みたいな長いケーブルがついた丸いパッチみたいなのをたくさんつけられた。遠くの鏡には頭に何十本もケーブルをつけた俺がいて、遠目に見てもちょっと異様だった。



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昔、ある大学院の見学にいったある友人の友人の他人が、地下で猿の露出した脳に電極を刺して実験しているのを見たが、教授に「口外するな」と言われたそうだが(このお話はフィクションです)、その恐るべき話を思い出した。

 

俺はこれから、ハンターハンターのポックルみたいに脳をいじくり回されるのだろうか?電流を流されたショックで超能力に目覚めてこの施設ごと破壊したらAKIRAとかミュウツーみたいでカッコいいのに…そんなことを考えていたらお兄さんの説明をほとんど聞いていなかった。僕は全く話を聞いていない割に上の空っぽくない相槌を打ってしまう時がある(「確かに、そっちの方がいいかも」とか「そしたらそれにしましょう」とか)のでたまにあとでマジで困る。だが説明しているお兄さんも目が死んでいたので良かった。聞いてない間に「後遺症があるかもしれないです」とか言ってたらどうしよう。

 

そして案の定、さっきのコンクリートの部屋に入るよう言われ、一つ真ん中にポツンと置かれたパイプ椅子に座るよう言われた。頭にケーブルが付いているし、ケーブルの先には点滴のように一緒に動かす器具があるために首はあまり動かせない。

前を見ると壁があり、液晶画面があった。そして、いくつかの映像を見た。その時の記憶はあまり定かではないが、それはやばいガスを吸わされたとかではなくて退屈だったからだ。本当に無意味な記号的な映像だった。右下に赤い点が出たり、左上にそれが現れたり、それを目で追う。それだけだ。なんか図形とかも出てきた。目の動きと脳の認識とかを調べてたのだと思うけど。

 

しかし非常に長い時間だった。飽きが限界に来る辺りで「終了です」と言われ、クリームをできる範囲で拭き取られた。本当にそれだけで終わった。その後は金の入った封筒をもらって頭がベトベトのまま帰った。あまりに淡々としていたのでこれ何の研究ですかとは聞きそびれたし、たぶん教えられませんみたいな書類にもサインしたような気もする。

 

その日以降もモニターは続けたがあれ以上に目的が不明なモニターはなかった。たぶん医療的な測定か、もしかしたらVRとかに関係あるのかもしれない。もしかしたら超能力の適格者を探しているのかもしれないが、俺は残念ながらその後も超能力には目覚めなかった。やっぱPSVRの開発には俺の協力が関わっているのだろうか。

最近は仕事帰りにそんなん行く気力なんかないので応募もしてないけど、「毎日これだけやって暮らしていけたらいいのになあ」と思う。もっと1時間とかで出来るプチ治験とかがあればいい。だがそれで体にぶつぶつとかできるのは嫌だ。無痛で骨折とかもあるらしいけどそれも怖い。

 

不労所得への道は長く険しいのだった。

 


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ブレードランナーを観てディズニーランドのダッフィーもレプリカントじゃんと思った話

※このブログには映画『ブレードランナー2049』に関する記述があります。核心に触れるようなネタバレには全然なってないですが、まっさらな心持ちで観たい人は先に読まないようにしましょう。ていうか早く観よう。

 

ブレードランナー2049を観てきた。面白かった。あまりにかっこ良かったので主人公の履いていた靴が欲しいのだがメチャクチャ軍用だ。これ会社で履いてたら俺はただでさえオシャレがクソなので絶対おかしくなる。


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公開日の次の日に高校時代の友人2人(リビ沢くんとマゾ山くん)が、ちょうど東京におり、折角だしと誘って新宿TOHO観に行った。彼らは特にオタクではないしむしろ運動部の部長なんだけど、根性が根暗なのでオタクみてえなツラをしていて、高校時代は特にというか唯一仲が良かった。新宿TOHOのスクリーンもすごくでかくてすごく、とても良さがあって良かった。

 

僕達は一応前作のブレードランナーは観ていたが、それだけだった。凄いSF映画なんだとは知ってたし原作も読んだが基本的にはそこまで思い入れはないので普通に文句なく楽しんだ。(最後のあれどうなったん?的な疑問はあった)

しかし、ブレードランナーの如く雨の降りしきる新宿の居酒屋に行き、もつ煮を喰いながら感想を話そうとしたがあまりに予備知識が無かった為、30分で話題が尽きた。映像的に印象の強いシーンが多すぎて、おビールを飲んだ俺はもう犬が床の酒を舐めるシーン以外頭に出てこなかった。ドッグがフロアーをリックしてたね、としか言えなかった。

俺は悲しかった。俺たちは久しぶりに会い、盃を交わすことができる喜びをお互いに感じているのに、中途半端に近況を知っているし、お互いにあんまり興味もない為に話すことがないのだ。またそれは脳の老化のせいでもあるのかもしれなかった。あんな迫力のある映画を観たあとに話すことが「めちゃくちゃリアルなVRは浮気に入るか」ぐらいなのは本当に情けなかった。

 

俺は勢い余って「何か最近楽しいことある?」と聞いてしまった。「映画とか以外に先の楽しみってある?」

マゾ山が「俺にそれを聞くのか」と怒った。

 

マゾ山くんは東京に一時的に研修に来ており、遊ぶ友達がいない為毎日ジョギングをしていると語った。マゾ山くんはバイクに金をつぎ込みすぎて貯金も全く無かった。酒も飲めないのでソフトドリンクを舐めていた。

 

 俺は自己嫌悪に陥った。俺はマゾ山くんがたぶん楽しくないんだろな、と思って上の質問をしたのだ。できれば自分が安心できるような反応が欲しいと思ったのだ。彼と違ってずっと関東に住んでいる俺は、会社の同期以外にもバンドや大学の知り合いが少しだけいる。それはしょぼいけど差だった。

俺はマゾ山より優位に立てると思ったのだろうか?

 

突然だが、僕はダッフィーもレプリカントだと思う。

レプリカントブレードランナーに出てくる有機的なアンドロイドのことで、ダッフィーはディズニーランドのテディベア人形だ。

ダッフィーはミニーマウスによって造られた。ミッキーマウスが船で旅に出る時、彼が独りで寂しくないようにと願って。その想いが、ダッフィーに心を与えた。だからミッキーマウスという主人を喜ばせる、その目的の為だけにダッフィーは存在する。ダッフィーにフォカヌポウ?検査(レプリカントを見分けるために網膜を見て共感力を試す)をやったらたぶん「ネズミを燃やす」とか言っても動揺しないだろう。

 

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ダッフィーは話せるし、歩ける。日本の子供向けアニメ的な幼稚さを持ったその喋り方は、個人的には気に入らなかったが、今思えばその妙な元気ぶりも作られたものだと考えると憐れに思えた。

僕がダッフィーの境遇に悲劇性を感じたきっかけはむしろ彼に仲間が現れたことだった。

ダッフィーにはシェリーメイという「恋人」が作られた。なぜか。ただのグッズ展開か。

 
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 ダッフィーには他のディズニーキャラのように心がある。自我を与えられたダッフィーは恐らく、ミッキーのための人形でいることに耐えられなかったのではないだろうか。主人公でない人生に嫌気が差して、ミニーに泣きながら懇願したのではないだろうか。「俺にも対等に愛することの出来る何かをくれ、でなければ今すぐ殺してくれ」

見下され軽んじられ、レプリカントは自分の世界を探そうとする。それは人間と何も変わらなかった。

 

マゾ山くんはおどけて「早く死にてえ」とキレる真似をした。

俺たちは爆笑した。レプリカントのように、マゾ山は成績優秀な奴だった。

 

まだ孤独な小学生だった時、教室の後ろの本棚の前で本を読んでいると「昼休みは外で遊べ」と言われるのでいつも本を持って歩き回っていた。運動場の端っこで地面に落ちてもがいているミツバチがいて、助けてあげようと思って手のひらですくい、近くの植え込みまで優しく運んでいった。手を開くと手のひらには針が刺さっていて、ハチはフラフラ飛んで地面に落ちた。

俺は読書好きだったので、ミツバチが生涯で1度しか針を刺せないこと、その針は内臓ごと対象物に残るため刺したミツバチは死ぬことを俺は知っていた。俺の優しさはハチにとって無意味なお節介だった。クラスに馴染めない底辺の俺は小さなミツバチを自分よりも弱いと思っていた。ハチはただ怯えて本能に従い刺したのかもしれないし、お前の気紛れなんかに救われてたまるかと思ったのかもしれない。

 

俺たちは魚の頭の煮付けを頼んだ。するとボウリング玉くらいの得体の知れない頭が出てきた。そのグロテスクさはまさにブレードランナーの孤独そのものだった。新宿にこんな店があるとは新宿も捨てたものではないと思った。それをみんなで分解して食いながら僕は実家の親に「同窓会のハガキ、参加に丸つけといて」とLINEした。

 


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大学時代の友人から「ニンニクの食べ過ぎで救急車に運ばれた」と報告があった話

別に俺がその場に居合わせた話ではないのでタイトルの話はそんなに詳しく書けない。彼の承諾も得てないし個人情報的なこともあるので詳しく聞いてもいない。

でも他人事とは思えないので書く…。

 

 


ピープルインザストレス

仕事のストレスというやつがあって、これがなければもう人生のほぼ全ての問題が解決するんだけど、残念ながらある。ちなみに残りのストレスは就職活動と死だが人生全体で見ると労働している時間に比べれば誤差くらいの時間なのでカウントしなくて良い。

それを解消する為に多くのモノとかサービスが有って、お金がある人はそれ相応にディズニーランドとか漫画喫茶とか俺のフレンチとかを消費するし、お金がない人はそれ相応にAmazonビデオとか無料漫画アプリとかラーメン二郎とかを消費する。最悪の場合は家で寝たり水道水を飲んだりする。

俺達の世界はストレスで廻っている。というかストレスに廻されている。

 

サラリーマン俺達


そうやってサラリーマン俺達はなんていうか、「常に残り20%だからすぐ充電しろって通知が出てる状態のスマホを低速のUSB充電に繋げて使い続ける」みたいなやり方で精神を消耗し切らないようにしながら寿命まで生きていく。そんな気がする。だが時々充電を忘れて電源が切れてしまったりするスマホもいる。俺達はたまごっちのようだ。

産まれてすぐの僕のストレス解消は機関車トーマスの玩具の車輪を前後に回すことだった。(昔サークルの友達と、「人間は幼少期に車輪に興奮したか否かで理系か文系どちらに進むかが決まるのではないか」という話をした。)それだけ単純なことで快楽を得ることができたのだった。

だが少し成長すると自分のストレス解消はもっと、映画を見るとか本を読むとかドラムを叩くとか、人聞きが良いものに変わった。人間は本来、年を取るにつれて複雑なものに関心をもつようになるのだ。

そして、最近の僕のストレス解消方法は
・無料漫画アプリ
・激辛
・ニンニク
この3つが定番になってきている。お気付きの通り、また幼稚な手法に退行してしまっている。少年ジャンプとカラムーチョだけが日々の生きがいだった小学1年生時代に逆戻りだ。
恐らく、与えられるストレスの質がより厳しく邪悪なものになると、その解消方法も乱雑なものになるのかもしれない。もう何も考えたくないし、ていうかなんなら幼稚園の頃に戻りたい。

ストレスの解消は定期的に、飽きない程度に用法用量を守って使わなくてはいけない。
だから僕は無料漫画アプリは絶対課金しないし、続きが気になってもTSUTAYAでレンタルしたりしない。
毎日無料のポイントだけと、あとはアプリゲームのCM動画を見てもらえるポイント以外は我慢している。
単純に俺がせこいというのが1番あるが、連載漫画というのは一気に読むとあまり面白く感じられないのだ。
薬を一度に飲みすぎて耐性がついてしまっては元も子もないという話です。

 

将太の寿司

将太の寿司はかなり面白くて、正直課金しようか迷った。
将太の寿司は典型的なサクセスストーリーだ。
性格が異常に良すぎる寿司握りの天才の将太がタイトル通りに寿司を握る漫画である。
寿司にまつわる包丁とか海苔とか酢飯とか全てのオブジェクトに、各話で現れる登場人物達の感動的だったり悲劇的な人間ドラマが有り、それらが全て将太の思いやりと寿司テクニックで解決されるという話である。(普通に寿司関連で家族が死んだやつとか出てくる)
俺が将太だったらいちいち寿司を握る度に色んな人々を思い出してトラウマになりそうだが、将太はメンタルがクソ強いし天才なのでそこは余裕で自分の肥やしにしてサクセスを重ねていく。
また、職場に本当に最悪な先輩がいたりして、マジで最悪に性格が悪いのだが、なんか嫌いになれなかったりしてその辺の描写がすごく上手くて良い。(褒めるボキャブラリーが足りない)
毎日通勤電車に乗りながら読んでいると、新人の将太が周囲のおっさん達に口々に「並大抵の努力じゃこんな仕事はできねえ…!」「その努力、見事としか言いようがないだろう」「い…一体どれだけの努力をしてきたというのだ!」(褒められるシーンの勝手なイメージ)と努力を絶賛されまくるそのサクセスっぷりになんだか俺までサクセスしている気がして大変サクセスしてくるのである。
そんな良さがある漫画なのだが、将太が天才で性格が良過ぎて段々ムカついてきたので課金せずに済んだ。俺だったらトイレに逃げるのになんでコイツはいつも徹夜で頑張るんだと反感を覚えてしまったのである。
残念ながら将太は俺ではないのだ。

 

辛いもの

辛いものは何でかわからないけど急に食べたくなる。
中本はこないだ久しぶりに食べたけどあんまり好きではない。唐辛子以外の、麻婆豆腐とかカレーとかの辛いやつが好きだ。麻婆豆腐は花椒が大事だということがわかっている。カレーはよくわからない。たぶんなんかいろいろスパイスとかがあるんだろうけど、よくわからないので家では仕方なく唐辛子をかける。教えて欲しい。ガラムマサラは結局カレー粉の一種らしいし、もう色々買ってみようかなと思っている。昔より辛いものが食べられるようになっているので、会社のストレスで脳がおかしくなっているのかもしれない。カレーについては研究が進んだらまたブログにすると思う。

 

ニンニク、そして別れ

そうだった。ニンニクの話だった。
大学の友達と久しぶりに会った。彼はとても良いやつだし人当たりがよくモテるのだが、ひどく言葉遣いが汚いのと、女の人がビンタされるビデオを観るのが好きなところがちょっと問題なやつだ。

俺がブログにブラック企業で就活したことを書いた、と話したら「あそこネットで叩かれすぎて社名変えたくらいドブラックな会社だよ」と笑いながら教えてくれた。


そして、ビンタ君もまた会社でストレスを感じている一人である。
ビンタ君はストレスを2chと合コンとすた丼で解消しているようだった。
ビンタ君は会ってそうそう「俺もうニンニク食わねえわ」と言った。煮干しラーメン屋で言わないで欲しい。たいがいのラーメンスープにはニンニクが入っているのだ。気を使って言わないでおいた。

その日もビンタ君は会社のストレスを抱えていた。もちろん毎日抱えていると思うのだがその日のストレスは凄かった。どれくらい凄かったかというと伝説のすた丼にフラフラ入ったと思うと大きめの瓶に入っているニンニクをほとんど入れてしまったのだという。そして完食してしまったのだ。あとはもうなんか心臓がドキドキしてきて気持ち悪くなってぶっ倒れたとのことです。目が覚めたら病院にいたのだという。病院を出てまずここがどこかわからなかったそうだ。

ビンタ君とは昔、ラーメン二郎に一緒に行った仲だった。大学の別の友人でラーメン二郎に週2以上通っていたロッティストのカネシ君(ラーメン二郎には特殊な醤油が使われており、カネシ醤油という。だから俺達は尊敬と軽蔑を込めてカネシ君とかカネ氏とたまに呼んでいた)と一緒に列に並んだことを思い出し涙が出そうになった。
もうビンタ君とはラーメン二郎には行けないんだな…と思ったからだ。
もう俺達は若くない。ストレスがあるとは言え、もう無理は出来ないのだ。
カネシ君はカネシ君でもちろん大学時代から健康に異常をきたしていた。医者に「絶対おかしな食事をしているだろう」と言われても、二郎に行くなと言われたくないがために二郎に行っていることを隠したそうである。アル中のジジイみたいなやつだ。絶対に良いフォアグラが取れると思う。

もう限界が来たんだ。
俺達は、もうあの頃に戻れない。
俺はその日、ビンタ君と飲んで別れた帰り道にそう思った。
次の日も会社だったので9時には電車に乗っていた。
もう無理はできないんだ。
窓の外に大盛りの二郎が映っている気がした。
三角コーナーの中身みてえな生ゴミ。
ギトギトの脂肪の塊。
それが俺達の大切な思い出だった…。
俺は心の中で「さよなら」と呟いた。

 

 

 

 

そして数日後、ビンタ君からLINEで「今度カネシと3人で二郎行こうぜ!」と誘いが来た。
俺は「マジ?行くわ!」と返事したので明日スタジオ練習のあと関内二郎食ってきます。
そんで月曜はライブだぜ!シクヨロ!

 

9/18 新宿モーション

open17:30

TOKYO-HOT

w/サーティーン

逃亡くそタわけ

シャイガンティ

フード🍚しばたさおり  

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新宿のエピタフカレーはこないだ行ってみたけどめちゃくちゃ美味いし辛かったから絶対チキンと魚のあいがけはまた食べようと思ってるぜ! 

 

 

 

SIerの会社説明会に行ったら「君は採用しない」と社長に言われた話

明日は吉祥寺でライブなんですが吉祥寺は遠いのであまり思い出がなく、ライブに出た以外だと今は無きバウスシアターで「オールナイトで昭和のゴジラを観る」という中年の汗臭そうな用事でしか行ってないので(幕が上がってゴジラの足音とともに缶ビールを開ける音が鳴っていた)全然関係ない話を書きますが明日のライブは是非来て下さい。一応その宣伝のために書いていますので気になりましたらよろしくお願いします。その際は「ブログ読んだよ」とお伝え下さい。

 

 

メインの話自体は大した事件でもないしょうもない話なので少し回りくどい感じで始めさせて下さい。ちなみに最近は「この記事は2分で読めます!」みたいな異常な程の気の回し方をしているキュレーションサイトがありますが今回は4500字を超えているのでかなり暇があっても読むのはキツイです。

 

もうずっと会社に行きたくないので色んな現実逃避を代わる代わる考えている。

FX、株、ビットコイン、起業、農業、全て妄想して全て何の行動にも移さず(FXと株とビットコインの口座だけ開設した)、その可能性を模索だけして繰り返される生活を渡り歩いてきた。

 

で、最近のマイブームは「リモートワーク」である。

家に居ながらにして仕事ができるというやつだ。電車に乗る時間を削減出来るだけでなく口の臭い上司に無駄話を振られたり元々自分とは関係ない仕事を振られて残業させられ挙げ句の果てに飲み会に誘われて親とほぼ同い年のオッサンと割り勘させられることがなくなる(気がする)素晴らしい制度だ。誘ったら払え。払わないなら誘うな。

そもそも家が大好きで家から出たくない俺にはぴったりである。自由時間が増えればバンドの予定も入れやすいし。

 

まあ、もっぱらハードウェアがないと仕事ができない弊社には無関係な話なのですが、数年間くらい頑張ってWeb系のプログラミングとか勉強して転職出来たら良いな〜、という妄想を通勤電車と昼飯の後の休憩時間と寝る前に考えている。でも家に帰って勉強する暇があっても圧力鍋でつい肉を煮込んでしまう。今の俺にはExcelでセルの並び替えをするマクロを組むので精一杯だ。それでも古臭い会社なので表彰状が貰える。金は飲み会代程度しかもらえない。

 

そもそもSEなんてそう気安く手を出していい職業ではない。俺はSEの父に「SEにはなるな」と言われているのである。確かにグーグルなどの年収高そうな理系企業といえばSEだし、賢そうで輝かしいイメージはあるし、なんかノマドワーカーとかスタバでマックでカッコイイし(僕もスタバでマックを開いたことがあるけどTwitterしただけだった)、なんかヤバそうだ。つまり何を具体的にやっているかはさっぱりわからんのである。その昔、父に「SEとはどういう仕事なのか」を聞いたら「説明が難しいのでコレを読め」と言われ「13歳のハローワーク」を渡されたことがある。システムエンジニア、の項は非常に長くて、一生懸命読み切った結果、サッパリよくわからなかった。

 

そういう訳でなんか憧れが有りつつ距離を保っているSEという職業だが、昔一度、就職活動で志望していた時期があった。今僕が入社3年目なので、もう3年も前の話である。

志望していた理由はやはりバンドだ。バンドを続けるには転勤は無理だ。

理系で、関東勤務で、転勤がない条件で、物理学科出身の学生が入れる会社というのはとても少ないのだ。ただ、SEなら別である。どこでも出来るし、大きな工場も要らない。 

 

そんな中で出会ったのが「アXXXXXX」という会社だった。

(以下、ア社)合同説明会という色んな会社が集まって会社の説明をする会でも、その会社はとても目立っていた。説明のテンションが高く、明るく、ちょっと引くくらい頑張って勧誘していたのだ。今思うと新興宗教みたいだった。そして、渡されたチラシに「立食説明会」と書かれていた。

特に就職活動を始めたばかりの僕は、就職活動に過剰な恐れを抱いていた。「内定がもらえなかったら死んでしまう」くらいに考えていた。だから、出来るだけ多くの会社の催しには参加したし、それが少しは内定に有利に働くと信じていた。会社側も、いきなり応募してきた就活生より、何度か話をした就活生の方が信用できると判断するだろう、と思ったからだ。なのでその説明会が費用を取ると聞いてもその時は何も感じなかった。1千円ちょっとで内定に近づけるなら安いものだと思った。

 

下調べをすると、ア社は有名で大きな会社らしかったし、仕事もインフラ系や国やら立派な事業をやっているらしかった。なので実際に内定を貰ったら他は蹴ってもいいかもしれないなくらいに思っていた。

 

立食会には全部で5名程度しか就活生が来なかった。僕はチャンスだと思った。少ない人数の中でなら自分をアピール出来る。それでこそ参加した意味があるというものだ。だが、一人やたらとテンションの高い女の就活生がでかい声で周りの就活生や人事に話しかけていた。その女はかなりウザかったが、この会社は皆和気あいあい、アッパーなオタクサークル的な雰囲気だということは先の説明会でもわかっていたので、そのイメージには沿っている。空気を読んで合わせているのかもしれん。なかなか強敵だなと思った。

 

まずは動画による会社の説明が始まったが、大きな会社と取引しているしっかりした事業の一方で、かなり独特な制度を数多く採用している革新的な会社らしかった。あまり具体的な話を書くと会社がバレるので割愛するが、「昼休みは皆で勉強会をする」「仕事の後も一年目は寮で勉強会をする」「月に一回席替えがある」とかそんな感じだった。

今の俺だったら「勉強?ハア?給料よこせや!」と叫んで暴れるだろうが、当時の僕は「THE・就活生」だった。そもそも普通の神経のやつが面接なんて狂った状況に耐えられる訳がない。なんできたねえオッサン数人VS1人で座らされて相手の聞く事に全部理想的な噓を返さなければいけない拷問を何回も何回もやらされるのか。わけの分からん写経を繰り返してやたら高い写真を貼り付けて提出して、大学名だけ見て捨てられなければならんのか。そんな疑問を全く持たず、「私はこちらの会社の理念に共感しました」と笑顔で言える意識高い系就活生だったのだ。自分を自分で洗脳しなければサラリーマンにはなれない。むしろ僕は感動していた。「なんて素晴らしい会社なんだろう。」「ここでなら僕は自分の可能性を伸ばすことが出来る」「会社もそれをサポートし、僕もその能力で会社に貢献できる」「やりがい」「スキルアップ」「生きがい」

僕が感動している後ろでさっきの女が途中退出した。ワインを飲みすぎてトイレで吐いているという声が後ろから聞こえてきた。コミュニケーションスキルが高いと思ったのは買いかぶりだったらしい。ちなみに女はそのまま戻ってこなかった。

 

そこでおもむろに社長が現れた。

悟空の声優に似ていた。やり手の女社長らしく、プロジェクターで輝かしい経歴の描かれたパワポが壁に映される。ハーバードだかケンブリッジだかわからんけどMBAを取ったらしい。すごい。

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そして就活生達の自己紹介タイムが始まった。皆学歴は高かった。T工大やら、なんやら、ただ受験が難しいだけではない、即戦力になりそうな、そもそも会社と共同で研究とかしてそうな感じの、専門知識レベルの高そうな、チェックシャツ眼鏡達だ。

だが彼らは常識レベルのコミュニケーションスキルすらなかった。残念ながらどんなに仕事ができても、会社とは一人で働く場所ではないのだ。お互いに話ができないと文字通り”お話にならない”。そんな天井とか壁の方を向いてブツブツ呟いている様では大学名しか分からん。一生ニコニコ動画でも見ていればよい。

 

僕の番が来た。僕は大学では全く真面目に勉強したことがないため学力レベルは高校卒業時で止まっているが、適当に研究の話でもしとけばスケールだけはでかい感じがするだろうと面接と同じように話し始めた。僕はこの頃既に自己紹介を1分か3分どちらでも暗唱できるようになっていた。「私はXXXXです。大学はXXXで〜」

すると女社長が信じられないことを言った。

 

「ああ、君は採用しないから」

 

「え?」「XXX大学の子は取らないようにしてるんだよね」

一瞬で色んな可能性を考えた。1秒位の間に「学歴が足りないのか」「研究分野が遠いのか」「学長と仲が悪いのか」「卒業生と離婚したのか」「夫が卒業生と浮気したのか」「僕の顔が気に入らないのか」「聞き間違いか」など本当に色々考えた。湧き出たと言ったほうが近い。

だが正解はもっとシンプルだった。

「XXX大学の子ってうちの内定すぐ蹴るからさ〜」

え〜そんな理由…

 

後の話は何も頭に入ってこなかった。他の人事が何かフォローするようなことを言っていたが全く無意味だった。面接ですらないのに人前でこんな失礼な言い方をされたことに怒りすぎて頭の中が真っ白になった。一瞬で僕の中でハリボテの「高い意識」は砕け散った。残った瓦礫には「会社はクソ」とだけ書かれていた。

説明会が終わって逃げるように部屋を出た。出口で人事が「今後の会社イベントの連絡をさせて頂きますので〜」と慌ててアンケートを突き付けてきたが「コイツ正気か?」と思った。ブチ切れてやれば良かったがそんな余裕もなかった。無視して通り過ぎた。

 

エレベーターを降りてひと息つくと虚しくなった。後ろからさっきのコミュ障T工大生の一人が来て「どうでした〜」とヘラヘラ話しかけてきた。「僕、なんか悪く無さそうだし受けてみようと思うんですよね〜」と言うので「そうすか」とだけ返事をしてそそくさと帰った。俺が言われたこと聞いてなかったのか。

 

その後も就活続けてたら今のところになんとか受かった。やたら意識の高い洗脳研修で皆が泣き出すので僕も感動して後で後悔したので乗せられやすい癖は治っていないらしかった。またハリボテの高い意識が鎮座した。が、3ヶ月ほどで研修が終わり今はどこか押し入れの中に消えてしまった。

 

僕はディズニーアニメを見て育っているので、基本的に素直な人種だ。

だからは多分向いてないだろうなと思う。意識高いところ。乗せられやすいので。いや、逆にサラリーマン向いてるのかな。

でもExcel VBAが使えたら入れて、リモートワークが自由にできる会社があったら教えてください。あと有給は使い切りたい。

 

ではまとめに入ります。


今回のお話の教訓


・人はすぐには成長できないということ。
僕は意識高い系就活生になり勉強もサークルも何もかも適当にやってた自分を、忘れたかのようにリセットしようとした。でもこれまでの蓄積はそう簡単に変えられるものじゃない。きっと僕はこの意識高い系会社に入ったらそのうち潰れていただろう。型にハマった生き方というが、無理やり型に嵌めようとして僕の人格は粉々に割れていたかもしれないのだ。人間そんな簡単に型に嵌めることはできないし、すっぽりハマれる型があるならその会社で良いじゃんということだ。変わりたいなら自分に合った環境で少しずつ変わるべきなんじゃないのか。僕は最終的に意識が低い会社で自堕落にやっているが、もっと意識が低い会社ないかな~と探しています。
・失礼なババアはクソ
調子に乗ってるババアは全員ぶん殴れ。犬の糞をぶつけろ。転職ドットコムで低評価をつけろ。クソババアくたばれ! 

え?そういう話じゃなかったよね、そう思うかもしれませんが何事も謙虚に結論づけた方が性格が良さそうに見えるのでこれで良しとさせて下さい。

 

 

あとライブの告知が有ります。

 

8/26(Sat) 吉祥寺warp

「DESTRUCTION PARTY vol.2」

開場 15:00/開演 15:30

前売り 2,000円/当日 2,500円(+1D500円)

出演:ペドラザ、神々のゴライコーズ、MEAT EATERS、しゃっく、逃亡くそタわけ、NEW FRONT SPARL、Teenager Kick Ass、UlulU、突然少年 and Emily likes tennis

 

出番は7時半です。

 

 

 

トランスフォーマー観たら全部ロボットに見えてきた話

今、秋葉原CLUBGOODMANに向かう電車の中でこのブログを書いています。

 

ライブ宣伝ブログとして書き始めたこのブログも、ライブの出演3時間前に書くようになっては最早本来の目的を完全に見失ってしまったと言わざるを得ない。そもそもブログを読んでライブに行こうと考える人間なんて居るのだろうか、僕は行かない。僕はYouTubeで曲を気に入ったバンドしか見に行かない。猫とインコが戯れる動画の方が再生回数が多い。

 

LINEモバイルに乗り換えた感想とか、VR新宿行った感想とか、プロジェクターを一年使ってみた感想みたいな、アフィリエイトブログっぽいテーマはたくさんあるのですが、最近は暑すぎて何もやる気がしないし、LINEペイは確かに還元率2%で超お得でみんな勧めてくるし、俺の下の名前に似てるから興味あるんだけど、でもどうせそのキャッシュバックより、2ヵ月に1回部長の飲み会を断る勇気出した方が高いじゃないですか。だからトランスフォーマーが面白かった話をします。

  

なんで自転車屋のお兄さんはあんなに自転車のことを大事に思ってるのか考えたことはありますか?僕はあります。先日、自転車に乗っていたらパンクしたので自転車屋に持っていったら、「もっとちゃんと毎月空気を入れてください」って言われたんですよ。

でも僕は「三日前に空気を入れたばかりなんですけどね~」と事実だけどちょっと嫌味っぽい言い方をしてしまったんですよ。そしたら「じゃあそれはもう遅すぎたんですね、とにかく空気をちゃんと入れてくださいね」とすごい早口で言われたんですよね。

これは言い方の問題なので伝わらないと思うんですけど、言ってることは恐らくお兄さんが正しいんですけど、このお兄さん、なんかちょっとサイコパスっぽいな~と僕は思ったんですよ。ていうかこういう話、僕はたまに聞くんですよ。

特になんかロードレーサーっていうんですか?あの細い高そうな高いチャリとか乗ってる人は自転車屋に持って行くと使い方に関してとても怒られるんだそうです。

 

最初は、このお兄さんは自転車に育てられたのかな?と思ったんですよ。明らかに、お兄さんは目の前の僕より僕の自転車を大事に思っていたんですよ。出会ったタイミングは同じはずなのに。たぶん、お兄さんの両親は幼い頃に順番に蒸発して、(しょうもない話にしょうもない蛇足で申し訳ないのですが絶対今話したいので書きます。小学生の頃、親が「蒸発」って本当に気化してるんだって思っていたのでひどい病気とか放射能で人間は気化するんだと思ってました。ウルトラマンの話とかでありそうですね。終わり)独りで街をさまよってたら、その薄汚れた夜回り自転車に出会って、初めは、孤独には慣れていたし、むしろ望んでいたし、誰かを思いやることなんてわずらわしくて、でもそんなお兄さんを抱き抱える、自転車のサドル。産まれて初めての優しさが、温もりが、合成皮革の感触が、まだ信じられなくて…万引きとかマクドナルドのごみ捨ての時間とか、生きていく方法を教えて貰って、将来は一緒に家を建てて暮らしたいって話してたのに、ある日違法駐輪してたせいで撤去されて、大人になって図書館のネットとかで調べて違法サイトで戸籍とか買って今は隠れて暮らしてるんだけど、やっぱり自転車のためになる仕事をしたいのかなって。

でも、現実的に考えて自転車には難しいだろうなーとは思ってました。

だから、こないだトランスフォーマーを観てから僕は自転車屋のお兄さんとかおじさんは、トランスフォーマーなんじゃないかな?と思うようになりました。トランスフォーマーの新作には人型のトランスフォーマーが出てくるんですよ。だから行けるなー、と思って。トランスフォーマーって僕は1しか観てなくて、しかも途中で絶対ウトウトしてしまうんですよ。中高生の恋愛とかみたいなの基本的にあまり好きじゃなくて、ロボットとかエイリアンの殺し合いとかばっかりやってくれるならいいんですけど…。

で、今回のやつは5つ目なんですけど、4から新しいシリーズだっていうから4だけ見てから行ったら全然余裕でした。ていうかどうせ意味わかんないし、映像凄いだけの映画なので普通に面白かったです。ただ途中で目が疲れたし眠くなりました。3時間も映画観れねえし、絶対カットした方が良いシーンあったし、皆トイレ行きまくってたけどそれでも問題なさそうな映画でした。メカキングギドラじゃん!って感じで。

ギャグとかは割と意味不明だし、オススメするかと言われたらわからないけど寝ながらでも観れると思うので超贅沢な暇潰しにはオススメします。カーチェイスはほぼ実写らしくてクソバカだなーと思いました。友達と小さい声でツッコミながら観よう。

 

ということで今日のライブ来てください。無理ならYouTubeで可愛い猫の動画を教えてください。